インターネット上のユーザ行動に即した本当のWebブランディング
ブランドイメージとはパッケージやCM、Webサイトのデザインといった表面的・視覚的な情報だけでなく、あらゆるブランド体験がユーザの心の中に集積されて形作られていくものです。そしてインターネット上でのブランド体験とは、「Webサイトの中でのブランド体験」「検索エンジン上でのブランド体験」「ソーシャルメディア上でのブランド体験」の3つに集約されます。ブランドサイトというと、フルFlashのデザインオリエンテッドなWebサイトが多く作られた時代がありましたが、それでは「Webサイトの中でのブランド体験」しか満たすことができません。インターネット上のユーザは検索サイトにリストアップされる結果から、さらにはソーシャルメディアにおけるユーザの会話内容からもブランドイメージの醸成を行います。この前提に基づくと、ブランドサイト自体のデザインだけでなく、検索エンジンにも最適化され、また他方でソーシャルメディアにも最適化されたものでなくてはなりません。必要条件から帰納的に考えていくことで、Webブランディングに最適化された本当の意味でのブランドサイトのコンテンツや構造、デザインやシステム要件が見えてきます。
また、ブランドサイトにも当然のことながら、目標設定が必要になります。それは店舗への誘導、資料請求といった具体的に数字化しやすいものである時もあれば、認知度の向上やブランドイメージの向上といった、漠然とした目的のときもあります。しかし、後者の場合においても、それらの目的に繋がる数値目標を極力設定すべきであると考えます。例えば、認知度の向上であれば、1カ月当たりのページビューや新規のユニークユーザ数をKPIとして設定することも可能でしょう。ブランドイメージの向上であれば、定期的に実施されるキャンペーンと連動したアンケートを行い、ユーザの心象イメージの変化を定性・定量的に把握するといったことです。このようにWebブランディングの本質を踏まえたWebサイトの戦略定義や目標設定から効果検証が行える運用計画も含めて、ビジネスに本当に貢献できるブランドサイトを目指して包括的にご提案しています。
検索キーワードやソーシャルメディアを活用したコンテンツプラン
Webサイトは、検索キーワードやソーシャルグラフを活用したコンテキストブランディング(文脈によるブランディング)を行うのに最適なメディアです。まずは使用頻度の高い検索キーワードに紐付けるようにページやコンテンツを用意します。ユーザをうまくランディングさせることができれば、キーワードとブランドの関連付けが生まれ、ユーザの中でのブランドイメージが醸成されるきっかけになります。また、特定のキーワードとの関連付けを強化したコンテンツを用意することで、ソーシャルメディアでの会話の質が変わり、ブランドイメージが自発的な変化を促すことができます。
このようなWebサイトを使ったコンテキストブランディングの基本となるのは、キーワード戦略です。そしてそれは企業側のサプライヤー・ロジック(提供者の論理)をベースにしたコンテンツプランを見直し、本当のユーザニーズに向かい合ったコンテンツを用意することを意味します。これらのコンテンツを集積させてWebサイトを構成することで、ネット上でのブランディングに貢献する真のブランドサイトを構築することができるようになります。
ブランドをWebデザインに落とし込む
ブランドサイトでは当然のように、商品やサービスの持つブランドの世界観をWebサイト内で表現しなければなりません。もっとも重要なことは、記憶に残るインプレッションとイメージの一貫性です。そのため、必要に応じて、デザインガイドラインやコーディングガイドライン、表記統一ガイドラインなどを提供し、Webサイト内のブランドガバナンスを行った上で、必要に応じて、動画や映像・音声なども使ったブランディングコンテンツをご提案してきます。
一方、いかに見栄えが美しいWebサイトであっても、使いにくくストレスを感じるものであったり、目的の情報が見つからなかったりした場合、Webサイト上での体験の中でのそのブランドイメージは変質していくことでしょう。そのため、ユーザビリティやファインダビリティといったインターフェース設計は当然とし、ターゲットユーザのニーズに基づくコンテンツへの動線設計に至るまで、Webサイトに実装される全ての情報や要素において、トータルバランスを考慮した本質的なデザインをご提案しています。
効果検証を行い、改善計画を立てる
Webサイトの企画、設計段階での計画は、それがいかに綿密に計算されたものであっても、仮説の域を出ることはありません。それがWebサイトとして公開され、その効果を確認してこそ、Webサイトとしての成否を推し量ることができるようになります。そのためには、ログ解析の実施、当初設定した通知目標とのかい離の検証、問題点の追求と改善策の実施といったPDCAサイクルを継続して行い、常にWebサイトを改善する運用体制をしていく必要があります。
最近ではログ解析の仕組みを導入することはもはや珍しくありませんが、ログをどのように判断し、どう改善に活かしていけばいいか分からない、という声をよく耳にします。Webサイトの効果検証は、開発段階での企画や設計と同じくらい重要で戦略的思考が必要とされます。そのようなお客様のニーズに対しても、お応えできる準備が私たちにはあります。お気軽にご相談ください。
1. 市場調査・分析
ブランドを取り巻く環境要因について、インターネットやリサーチデータなどで情報を収集し、マーケティングメソッドを使った分析や考察を行います。ユーザの中で醸成されているブランドイメージを正確に把握することで、最適なゴールの設定に繋げます。
2. ゴールの設定・KPIの設定
ブランドサイトの目的を明確にします。店舗への誘導や資料請求といった目標であれば数字に落とし込み、ブランドイメージの向上というような漠然とした目的には、そこに繋がる明確な数値目標を設定したうえで、目標を具体化します。
3. 動線設計
Webサイト内外でのターゲットの動きをシミュレートし、必要なコンテンツとWebサイトの構成、ナビゲーションシステムを検討します。必要に応じてペルソナやシナリオを定義し、より客観的な視点でのユーザ動線を導き出します。
4. キーワードからのコンテンツプランニング
Webサイトの要件以外に、ブランドと関連性の高いキーワードから、必要なコンテンツをプランニングします。ブランドイメージの醸成に効果を発揮する質の高いコンテンツをご提案します。
5. 情報設計
動線設計やコンテンツプランに基づき、Webサイト全体の構成(いわゆるサイトマップ)を決定していきます。また、ナビゲーションシステムの定義、画面設計(ワイヤーフレーム作成)と、Webサイト内での情報や機能の配置を決定していきます。
6. ユーザテストとユーザビリティ評価
ユーザテストをどの段階で、どの程度の規模・内容で行うかは議論の余地があるでしょう。しかし、ブランドのターゲットユーザを使ったテストを実施することは、Webサイトの精度向上に大きく寄与するものであり、出来る限り行うことをおすすめしています。実施できない場合においても、デザイン・ウォークスルーなどを行い、よりサイトの精度を高めていきます。
7. デザインポリシーの策定
開発はもちろん、運用後にブランドが崩れていくことを防ぐために、必要に応じてデザインガイドラインやコーディングガイドライン、表記ガイドラインなどを用意し、ブランドガバナンスを行います。
8. デザイン制作
Webサイトのデザインをより魅力的なものとするため、Webサイトの戦略やブランド、コンセプトに合致したアートディレクションとデザインを行います。必要に応じてFlashやJavaScriptなどのテクノロジーを導入し、洗練されていながらも汎用性の高いインターフェースデザインを実装します。
9. システム開発
メールフォームなどの簡単なものから、本格的なCMSの導入、各種のソリューションの選定を行います。技術先行ではなく、Webサイトの戦略と予算やスケジュール、運用負荷などを考慮したシステム開発を行います。
10. オリエンテーション
運用マニュアルなどを作成し、Web担当者様向けの公開オリエンテーションを実施します。また公開後のご質問やサポートなども柔軟に対応させていただきます。
11. 保守サポート
公開後のサポートももちろん行わせていただいております。更新・改修が必要な時だけのスポット契約、毎月決まった作業を行う定額保守のいずれでも対応が可能です。
12. 公開後の効果検証
Webサイトの成功は公開後の対応にかかっています。企画時の意図が正しく反映され、ユーザを捉えているかを把握することは非常に重要です。このような公開後の効果検証や改善ポイントのご提案、実施なども行っています。






