REQUIREMENT 募集職種と募集要項
ベイジでは現在、4つの職種について応募を行っています。Webディレクター以外は、未経験者のご応募も受け付けています。もちろん、スキルの高い経験者からのご応募も大歓迎です。詳細な募集要項は以下をご覧ください。
ENTRY 応募専用フォーム
ベイジへのご応募を考えている方は、こちらの応募フォームからご応募ください。応募にあたっては履歴書と職務経歴書が必要になります。書類選考結果については、2~3営業日以内に、採用担当者よりご連絡いたします。
私たちのビジョンや育成方針は、Web制作業界の現状と未来を見据えたうえで、いつの時代でも強い人と組織を作り上げることを目的として考えられています。このページでは、それを理解するうえでの前提となる、Web制作業界の現状と課題について解説します。
この業界の最大の特徴は、目まぐるしい環境変化でしょう。1~2年で状況が一変し、5年、10年で仕事がなくなることも珍しくありません。例えば、Flashは10年前には業界を席巻していましたが、今はほとんど使われなくなりました。Flashクリエイターが当時覚えたスキルは陳腐化してしまいました。一方で、5年前には存在しなかったスマートフォンサイト市場が、急速に拡大しています。
このような変化は、間違いなくこれからも続いていきます。つまりこの業界で働くなら、今必要とされるスキルを磨くだけではなく、5~10年後に活かせるようなスキルも身に付けていかなければ、やがて淘汰されてしまうことを意味します。
もう少し先の、2030年のWeb制作業界を取り巻く状況を想像してみましょう。スマートフォン以外にもデバイスが多様化し、あらゆるモノがインターネットと接続し、都市はスマートシティ化し、人々の生活を支えるロボティクスも日常化していることでしょう。収集される膨大なデータを処理するテクノロジーは今以上の進化を遂げ、現在私たちが行っている、手間がかかるだけでそれほど頭を使わない仕事の多くがオートメーション化され、人の心理や行動特性とダイレクトに繋がるデジタルマーケティングが可能になっていると考えられます。
このようなテクノロジーの進化とともに、UIも進化・多様化していくのは間違いありません。大きなスクリーンを持たないデバイスでは、UIは肉体と近い距離で融合し、その存在を感じさせないより直観的なものとなるでしょう。UIや実装技術のフレームワーク化もすすみ、開発者は高度なものを簡単に利用できるようになるでしょう。現在のような、PCのスクリーン内での利用を前提としたオーダーメイド型のUIを作りこんでいくような分野は、市場として大きく縮小している可能性があります。
そのような15年後の世界において、現在のWeb制作に従事しながら私たちが身に付けた能力をどのように活用すればいいのでしょうか。
急激な変化に対応する上で大きな弊害となるのが、分業化の問題です。Web制作は分業化することによって、各人の得意分野を効率よく組み合わせ、より高速に、より大量に、より高品質なアウトプットを生み出すことができるようになりました。一方、分業化が進んだ環境で働くクリエイターは、周辺スキルに触れる機会が少なくなり、キャリアパスが固定化されやすくなりました。
つまり、HTMLコーディングをしている人は、いくら仕事をしてもHTMLコーディングのスキルしか身に付かず、例えばインフォメーションアーキテクトやWebディレクターへのジョブチェンジをしようにもそのチャンスを得られない、といった八方塞がりの状況に陥ってしまいがちです。
また、目の前の仕事の仕方は教えても、ビジネスやリーダーシップの教育までは行き届いていないWeb制作会社も少なくありません。メールの返事をしない、スケジュールを守らない、催促しないと動かない、言われたことをするだけで提案しない、というようなごく当たり前のことができないことで、クライアントからの信頼を失っている状況をよく見かけます。
こうした「だらしない仕事の仕方」に慣れてしまうと、30代、40代になって、マネジメント能力や高度なコミュニケーションを求められるようになると伸び悩み、苦労することになります。しかし、多くのWeb制作会社はそこまで先のことは考えておらず、目の前の利益と業務の消化、実績の積み上げのために若い社員を採用し、行き当たりばったりで業務を任せているのが現状です。
私たちが育てたいのは、Webサイトを作る人ではなく、将来にわたって活躍し続けられる人材です。そのために私たちが、以下のようなことを考えて、日々の育成を行っています。
変化が多い世の中に順応するためには、時代に流されない人が有している二つの基本パターンを押さえなくてはならないと、私たちは考えています。
まずは、スキルを固定化させ過ぎないことです。得意分野の仕事だけをしていると、市場や価値が急変したときに行き詰ります。それを避けるためにも、軸足は持ちながらも周辺スキルに触れるような仕事の仕方をすべきです。具体的には、HTMLコーディングをしながら設計もしたり、Webデザイナーをしながらディレクションもしたりといった、クロスワークの実践です。
もう一つは、陳腐化しにくいスキルを身に付けることです。陳腐化しにくいスキルとは、論理的思考、課題解決能力、マーケティングの基礎知識、コミュニケーション力、文章力、時間管理、リーダーシップなどです。これらは、デザインやシステム開発にも密接に絡むスキルで、Web制作業務の中からも十分に学ぶことができるものです。
今現在の優位性を築き上げるために、今通用するスキルを高度化させることは、とても大切なことです。一方、トレンドとなっているようなスキルは、5年も持たずに陳腐化します。そのため、普遍的なスキルも同時に学習できるような環境で働くことが、Web制作に従事する人の生存戦略として、重要な意味を持ってくるのではないかと思います。
これらのことは、もちろん会社にも当てはまります。今の技術的なトレンドに依存した部分に優位性を集約するのではなく、一方でビジネスや問題解決といった陳腐化しない強みを持ち合わせた会社でなければ、継続的に力を発揮することができない時代なのではないでしょうか。
上記の基本パターンを押さえた、時代の変化に強いクリエイターのスキルは、3つの力で構成されていると私たちは考えています。どこかに偏るのではなく、これら3つの力をバランスよく鍛えることを主眼に置いて、会社の取り組みを整備したり、OJTを行ったりしています。
Webに関する知識がなければ、Webの仕事は成り立ちません。継続的な知識獲得を怠けるものに、この仕事を選ぶ資格はないと言ってもいいでしょう。それくらい大事なのが技術力です。仕事の中で社外/社内から厳しいフィードバックを受けながら鍛えられていくものですが、手にしたいスキルの順番に仕事が来ることはないため、自己学習をしてスキルを整理・体系化することも重要です。Webの世界に身を投じたのなら、できるだけ早くこの領域で優位性を確立しなければなりません。
仕事力とは、コミュニケーション能力、論理的思考力、批判的思考力、リーダーシップ、文章力、タスクの管理能力からビジネスマナーや仕事のスピード感覚などに至るまで、様々な能力が含まれます。どういった業界や職種でも普遍的に通用する、いわゆる「仕事ができる人」が持っている普遍的な力です。時代や環境、求められる役割が変化しようとも、将来にわたって継続的に活躍できるクリエイターで居続けるためには、技術力を磨きながらも、この仕事力もしっかりと磨いていかないといけません。
これは、責任感、行動力、協調性や自責型発想、他者に対する思いやりなど、仕事と向き合う姿勢全般に関する力です。持って生まれた性格や、今まで培ってきた思考習慣に左右される部分もありますが、行動指針などを通じて基本的な価値観を形成し、認識を合わせることで身に付けられる領域もあります。これも陳腐化しない普遍的な力であり、キャリアやポジションが上がるにつれ、重要になってきます。
私たちは、社員たちを環境変化に強いクリエイターに育て、長く貢献してくれることを前提にキャリアパスを考えています。そのキャリアパスを実現するためには、私たちの会社自体の計画も明確にしておかなくてはなりません。ここでは、ベイジの将来についてご説明いたします。
私たちは、創業当時から、受託と自社サービスという2つの収益源の確立を目指してきました。それぞれについて、今後は以下のような計画で考えています。
現在の収益の源泉であり、今後もしばらくは収益の柱となる分野です。リスクが少なく、確実に収益をあげられる点、ノウハウが豊富に蓄積されていることなどから、今後も手綱を緩めず、注力していきます。また、時代の変化に押し流されぬよう、トレンドは貪欲に追いかけつつも、強みの一つであるビジネス面のより一層の強化を狙っています。また、B2Bに特化するなど、明確な得意領域の確立を考えています。2020年ごろまでに、30人程度のスタッフを抱え、年間5~10億円規模の売上を目指します。
ベイジではこれまでにも、1年に1本のペースで、自社サービスを開発してきました。残念ながら、いずれも日の目を見ることなく開発を停止しましたが、自社サービスへの挑戦はこれからも続けていく予定です。2016年には、B2B向けのサービスの立上げを計画しています。2018年ごろまでには自社サービスを黒字化させて、2020年ごろまでには、自社サービスだけで20~40人程度のスタッフを採用し、年間10~30億円以上の売り上げを目指していきます。
このように、受託と自社サービスの両輪を確立させようとするのには、理由があります。
受託は、様々な業界の企業と接することで、市場を肌感覚で理解し、刺激を受け、自ら変化することができるというのが、最大のメリットです。一方、労働集約型ビジネスなので、リスクが少ない反面、大きなリターンも期待できません。工程を効率化し、規模を大きくしても、営業利益で10%を超えられるか、という世界です。大きな利益を得るのが困難なビジネスモデルなのです。
自社サービスを確立することは、ゼロからビジネスを作り上げることです。非常に障壁が高く、成功はまったく保障されていません。しかし、この分野を上手に確立できれば、高い利益率を期待することができます。また、クライアントワークでは試せないような実験的な試みも、自社の責任の下で実行できるのも、魅力の一つです。
このように、受託の良さと、自社サービスの良さを生かし、両方がシナジー効果を得られるような会社を作り上げるのが、私たちの目標です。一般的には「どちらかに集中しないとうまくいかない」と言われていますが、その定説を覆す挑戦をしていきたいと考えています。
会社の将来を考えるということは、ともに働くスタッフの将来についても考えるということです。繰り返し述べているように、ベイジは、スタッフがずっと働き続けられる会社を目指しています。
長いキャリアの中で、やりたいこと、求められることが変わり、職種が変わっていくことは珍しいことではありません。その時に、キャリアがリセットされるのではなく、今まで培ったスキルや知識をできるだけ引き継げるようなキャリアパスを用意しておきたいと考えています。
具体的には以下の図のように、クリエイティブ系とマネジメント系の職種に分類し、それぞれに必要なスキルや志向性を明確にしたうえで、本人の希望を尊重し、新しい職種でも成功できる具体的な道筋を提示できるようにしています。また、時々職種を入れ替えるクロスワークを実践し、未経験の職種に触れる機会を設けています。
ベイジでは、私たちのビジョンとアイデンティティーを社内に浸透させて、スタッフが働くうえでの「前提条件」を揃えるために、2種類の行動指針を用意しています。私たちが、どういう価値観で働いているかが、この指針からうかがえるのではないかと思います。
全てのスタッフが等しく追及すべき、行動規範です。いつも立派に行動できるわけではありませんが、行動指針のおかげで、共通認識をもって仕事に取り組むことができるようになりました。
ここでいう上司とは、リーダー、マネージャー、もしくはその両方を含みます。上司となるものは、部下や会社に接するときの心がけを明文化したものです。
ベイジでは現在、4つの職種について応募を行っています。Webディレクター以外は、未経験者のご応募も受け付けています。もちろん、スキルの高い経験者からのご応募も大歓迎です。詳細な募集要項は以下をご覧ください。
ベイジへのご応募を考えている方は、こちらの応募フォームからご応募ください。応募にあたっては履歴書と職務経歴書が必要になります。書類選考結果については、2~3営業日以内に、採用担当者よりご連絡いたします。