なぜデザイナーもマーケティングを知るべきか

社内で勉強会があったので、マーケティング関連の記事を色々と読みあさり、ランチ時に枌谷さんとそれらの話をした。その会話の中で、大きな部分は掴めたようにも感じた。

マーケティングの世界にはデザイナーが聴きなれないような専門用語がたくさんある。時代が変わるにつれて新たな用語も登場する。そういった世界に、デザイナーである自分はややとっつきにくさを感じていた。しかし根幹に流れる考え方はシンプルで、そう頻繁に変わるものでもないということが分かってきた。

根本的な話として、デザインとは大きなマーケティング戦略の中の一工程である。だからデザインは、「ビジネスで成果を出すこと」に繋がっていなければならない。

木を見て森を見ず、とはよく聞く言葉だが、デザインを通じてビジネスの上流に影響を与えるためには、木ばかりではなく森を見る力を養っていかなければ、作り手としての存在価値も上がっていかないと考えている。

綺麗なビジュアルやデザインのトレンドを否定しているわけではない。ただ、いくら綺麗な写真を選定しても、トレンドを取り入れたデザインにしても、他の制作会社から一目置かれるようなWebサイトに仕上げたとしても、自分が手掛けたWebサイトが、他の誰かが手掛けるよりもビジネスに貢献していなければ、その仕事に意味がないように思える。

デザインとは課題解決の手段と思う。その本質に向き合うほど、企業が大きな予算をかけてWebサイトに投資したその対価に見合うメリットをどうすれば生み出せるのか、という考えになってくる。Web制作のプロフェッショナルとして、そのことをクライアントに伝え、リードし、導いていく力がどうしても必要になってくる。その力の礎になるのが、マーケティングの知識ではないかと思う。

デザインの専門性に加え、マーケティングについての知識は自分のもう一つの専門性の柱として身に付くよう、今後も学びを深めていきたい。