リーダーシップとは年齢や経験に依存するものではない

会社におけるリーダーシップの話を考え始めると、社外(お客様)に向けて、社内に向けて、という大きな2軸がまずあって、さらに社内においては業務の面と業務以外の面の2つに分けて考えることができる。

社外(お客様)に向けて

仕事の中でのお客様に対するリーダーシップを具体的に考えると、ベイジの強み・特長とも言える「提案型」であることと言える。

  • ユーザは〇〇な属性を持つ人々が多いので、そこを考慮するとこういった設計にしておく必要があります。
  • こういった問題は多くの企業の担当者は〇〇な方法で解決していますが御社の場合は〇〇なこともあるので、〇〇という形で解決する手もあります。
  • 〇〇と〇〇をデザイン上で同時に表現するのは難しいので、基本は〇〇は配色で、〇〇はコピーで表現する、という形で考えます。

基本的にお客様は我々に対して専門的な知見に基づく意見を求めている。もっと言い換えると「頼りたい」と考えている。そこに対して細かなこと一つとっても提案を行う姿勢を忘れず、行動することがリーダーシップと言えるだろう。ディレクションなども、もろにこの力が求められる。誰もが気が付かない部分に配慮し、先回りして予定を立て、各人に具体的な指示を飛ばすことは、リーダーシップが無ければできないことだと言える。

社内に向けて

業務の面

これは自分が任されている守備範囲に対しての精度の高さはもちろんのこと、そこに加えてその守備範囲を少し超えるような行動、と言い換えることができるのではないだろうか。

例えばデザイン作成時、提出のために必要となる部分の作成はもちろん作るが、そこに加えてその先の作業を見据え、自らロールオーバーを作ることを予定に入れておいたり、モーションデザインの参考を積極的に見て回っておくのも仕事に対するリーダーシップと言える。

業務以外の面

こちらも業務の面と同様に、自分に与えられた役割でなかったとしても自分から率先して行動することがリーダーシップに当たると言える。

例えば、整理整頓が基本的に得意なA君が居たとする。A君は自分の身の回りはもちろん日々整理している。しかし、理想で考えると社内はA君の身の回りだけでなく、すべての場所が整理整頓されていた方が良い。そこに対して「〇〇が最近散らかっているので整理しませんか?」と発言する行動は、リーダーシップがあると言える。

基本的に社外に向けてのリーダーシップはある程度の経験が必要になるため、誰もが「私でもできる」とは言いにくい内容になる。しかし、社内に向けてのリーダーシップは業務の面でも、業務以外の面でも経験のあるなし、勤続年数の長い短いに関係なく誰でも発揮できるものであると言える。つまり「私でもできるリーダーシップ」が多く含まれていると考えられる。

リーダーシップは最終的に自分に有利に働くもの

リーダーシップを発揮することの難しさは、常に任されている内容、自分がやるべき内容にプラスして何かに配慮したり、行動を促したり、報告をしたり、を行わなければならない部分にある。自分の目の前の仕事を完了させることだけにいっぱいいっぱいになっているとなかなかリーダーシップを発揮しづらくなると言える。

しかし、基本的に誰しも仕事を楽しているわけではなく、誰もが忙しいし、誰も十分な余裕があるわけではない。その状況は年齢や経験に関わらず、同じだと言える。そんな状況を常に一歩だけでも前に進めるような姿勢を持った人が、最終的にはリーダーになる。年を重ねるからリーダーになれるわけではない。

そしてこの「私にもできるリーダーシップ」を意識せずにできてしまう人もいる。こういった人は生粋のリーダー気質と言えるだろう。しかし誰しもがそういう人ではない。そうした場合はやはり、自分の身近なところから「私にもできるリーダーシップ」とは何か?を考えていく必要があるのではないか。

そして、そうした人が多くなればなるほど、チームとして、また会社としても強い組織になっていくものだと言える。リーダーシップについてはネット上でもたびたびさまざまな記事の中で見ることができる話題だ。自分に有利に仕事を進めていく上でもこの力は誰もに必要になってくる。まずは日々の仕事の中で「この仕事で自分が発揮できるリーダーシップは何だろう?」と問うことが重要になるのではないだろうか。