成長に必要なのは「好奇心」と「焦り」

成長に必要となる感情は「好奇心」か「焦り」のどちらかだと考えている。

私の場合、ベイジに入社した当初の成長の引き金になったのは好奇心よりも「焦り」だった。長時間作業を続けても全く進まない、ミスも多い、今では30分くらいでできる実装が2時間たっても終わらないなど、とにかくこのままではまずいという焦りの気持ちしかなかった。

当時、コーディングやプログラミングが好きか?と問われれば、正直なところ自信を持って「好き」と言えるかどうかは微妙だった。できない、難しい、という苦痛を常に感じていた。ただその反面、このままではいけない、と感じる気持ちも常にあった。

そんな時は知人に今の自分の状況を相談したり、勉強会で他社のエンジニアさんと関わったりすることで、何とか乗り切ることはできた。こうした経験からも、私は最初の1~2年くらいは「焦り」から生まれる成長は大切なことだと考えている。

そしてある時からできることも増え、徐々に楽しさを感じるようになっていった。ある程度、人からの教えを必要とせずに自分でできるようになってくると、そこで初めて人は面白さというものを感じるように思う。少しずつ少しずつ面白さが分かってきて、徐々に次のような様々な興味がわいてきた。

  • どうすればきれいなコードを書けるのか?
  • オブジェクト指向ってどうすればいいのか?
  • jQueryを使わずに書くにはどうすればいいのか?

こうしたことから、今はプライベートで自分の興味があるものを作成・実験するようになり、楽しさを覚えるようになった。会社の業務とは違った技術を試すので、普段知らない新たな知識を身につけるともできる。プライベートでの活動のおかげで、会社での業務に必要とされる技術も成長したと感じる時がある。これはまさに「好奇心」による成長と言える。

そして今現在は、まさにどちらも感じる状況に居る。夜中まで作業をしても何一つアウトプットできない時もあるが、好奇心が勝っているので実装自体は楽しい。また、周囲のエンジニアとのレベルと比較して、知識・スキルの低さから、焦りを感じる部分もある。

ただ、ベイジに入社した時のような辛さや苦痛などはない。Facebookに技術的な情報を投稿すると、知り合いのエンジニアがコメントをくれたり、いいねをくれる。これらが以前よりも認められた証拠だと感じられるのが、小さなことではあるが、心の支えのようなものになっている。

冒頭で述べた「焦り」と「好奇心」、結論としてはどちらも大切だと考えている。しかし、焦りの比重が大きくなると精神的に辛い。乗り越えるにはどこかで自分の価値を見出せる活動をするのが良いと思う。

自分も今後再び、焦り100%の状態になるようなこともあるだろう。だが、過去にきつかったことは今は笑い話や酒のつまみになるのであまり悲観的にはならず、できることを愚直に前向きに取り組むことが、成長するためには必要だと考えている。