それは本当に修正?デザイナーの私が「修正」と「変更」の違いにこだわるワケ

SNSでデザインのフィードバック対応をする際に「変更」と呼ぶか、「修正」と呼ぶかの議論がされていたが、状況によって言葉を使い分けるのが良いのではないかと思う。

「変更」は「変えること」、修正や訂正は「間違ったことを改める」という意味であり、言葉の意味が全く違うので、状況によって使い分ける、という考えだ。

フィードバックする側も「変更」と「修正」の違いを深く考えずに要望を伝えてくることもあるが、受け取る側の我々も、何でもかんでも「修正します」と言うのはよろしくない。

「もう少し文字を目立たせて欲しい」という依頼に応えるのは「修正」ではないし、「もうちょっと可愛い感じ」という要望に応えるのも「修正」ではない。

このように考える意図としては、きちんと日本語の意味にこだわって仕事をしたいというのと、業界的に「修正」という言葉を深く考えずに多用すると、クライアントの依頼や要望を鵜呑みにして従ってしまう御用聞きのイメージをいつまでも払拭できないのではないかということ。

プロとしてプライドとスキルをもってお客さんと対等の立場で仕事をしているのだから、安易に謝ることはせず、不用意に自身の価値を貶めないようにしたい。

ちなみにデザイナーにとって「修正」はこんなシーン。

  • 入れるべき原稿の内容が間違っていた。
  • 作るべきページを作っていなかった。
  • 仕様を無視したUIを作ってしまった。

などなど。

こういう場合は、自分のミスを認めきちんと謝罪し、誠意を込めて「修正」するべし。