ランチに『ラーメン・うどん・そば』を提案されても説得力ゼロ。仕事も同じ

仕事では説得力のある提案が求められる場面が多い。では説得力を高める条件とは何だろうか?

それは様々あるだろうが、特に重要な条件として「あらゆる選択肢を把握できているか」があるのではないか。

例えば、後輩に今日のランチを提案して欲しいと頼んで、もしラーメン・うどん・そばの3択だけ出されても「えっ、選択肢それだけ?」と思ってしまい、なかなかすぐに真剣に検討できないかもしれない。なぜなら、この世にもっと食事の種類があることは感覚的にわかっているからだ。

仕事も同じで、提案中に相手が「もっと他にいいものがあるような…」「何か忘れさられている気がする…」という気持ちになってしまうと、どこか不完全さの中で手探りで進む、座りの悪い議論になりがちだ。

そうではなく、まず「御社の悩みはこれで全部です」「このシステムでやるべきことはこれで全部です」とまとめ、それにクライアントが同意してくれて初めて、個々の課題の検討に移れる。

よく、複数のデザイン案を提案して欲しいという要望があるが、これも話の根本は同じで、その背景には「選択肢が複数あるような気がするから、1案では検討できない」という心理が働いているのだと思う(それだけではないだろうけど)。

まずは、選択肢の全量や全ての可能性を洗い出すことを目指し、厳密に洗い出すのは困難だとしても感覚的にこれでほぼ出きったよね、まで持っていく。そうすれば、ステークホルダー間での納得感が高まり、その後の提案・業務がスムーズに進むのではないか。

この「全量把握力」 (うまく言語化したい) なるものを身に付けたいという課題を感じる今日この頃である。