誰でも良い文章が書ける!Webライティング11のルール(スライド)

 

Web制作者を悩ませる問題に、「Webを熟知したコピーライターがいない問題」があります。特にメディア型のWebサイトの場合、文章の質がコンテンツパワー、ひいてはWebサイトの集客力・訴求力そのものになってきます。しかし現状、プロジェクトメンバーにコピーライターが参加しないのは当たり前になっています。

また、もしコピーライターをプロジェクトに参加させたいと思っても、Web特有のユーザ行動や設計思想、SEOなどに精通し、Webに相応しい文章を作ってくれるコピーライターは、この市場にごくわずかしか存在しないのではないでしょうか。

このWebのコピー問題は、考える以上に深刻です。なぜなら、文章の良し悪しで、コンバージョン率もユーザの満足度もブランドイメージも、簡単に変わってしまうためです。そして、その問題に対する私たちの結論は「全員でコピーをチェックして校正しよう」ということです。

私自身は今まで、プロデューサー、ディレクター、IA、アートディレクター、デザイナーなどといった立場でプロジェクトに参加していましたが、コピーにはどんどん手を入れていくスタイルで仕事をしてきました。大抵、クライアント支給の原稿の質が低かったのが、最大の理由です。

その経験から考えても、結局、Webのマーケ的特性・技術的特性の両方を理解している制作者がライティングの基本スキルを身に付け、文章に手を入れていくというのが、質とスピードを両立できる一番いい方法だと感じています。

物書きの仕事や、専業のコピーライターになるには、それ相応の障壁と努力が必要です。しかし、分かりやすく破たんの無い文章ということであれば、ある程度の訓練で、誰でも実用レベルの文章が書けるようになります。

このスライドは、その考えのもと、コピーライターでもない人が、Web用のライティングができるようになる上で押さえておくべき、基本的なルールをまとめたものです。

スライドの中にも書いてありますが、文章というのは今の時代にもっとも頻繁に使われているコミュニケーション手段であり、良い文章が書けるということは、クリエイターにとっては大きな武器になります。

私たちの会社では、各人の文章力の強化という目的も意識しながら、「全員コピーライター主義」を掲げて、Webのコピー問題に全社員で立ち向かっていこうと考えています。