ベイジではWordrPressを使用した制作を行うことが多いですが、ほとんどすべての案件で共通して設定している項目があります。
これらの項目はWordPressを利用してサイト制作を行う際は設定すると良いケースが多いものなので、ぜひ参考にしていただければと思います。
今回紹介するコードをfunctions.phpに記載することで設定することができます。
meta name=”generator” は「このページは何のソフトを利用して作成されたか」ということを示すものです。つまりここでは「このページはWordPressを利用して作成された」ということを示します。どのバージョンのWordPressで作成されたのか、ということまで表示されてしまい、セキュリティ上よろしくないので、特に理由がなければ削除しましょう。
以下のコードで削除できます。
remove_action('wp_head', 'wp_generator');
EditURIは外部のツールから記事を投稿する際に使用するものですが、基本的には必要のないものなので以下のコードで削除しましょう。
remove_action('wp_head', 'rsd_link');
wlwmanifestはWindows Live Writerというツールを使用する際に参照されるファイルへのリンクを作成します。基本的に必要がないものになるので削除しましょう。
remove_action('wp_head', 'wlwmanifest_link');
デフォルトでは絵文字表示用のスクリプトやスタイルが読み込まれていますが、絵文字を使用することがなければ読み込まれないように設定しましょう。
remove_action('wp_head', 'print_emoji_detection_script', 7);
remove_action('admin_print_scripts', 'print_emoji_detection_script');
remove_action('wp_print_styles', 'print_emoji_styles');
remove_action('admin_print_styles', 'print_emoji_styles');
rel=”next” rel=”prev” は複数ページにわたって続くコンテンツの存在を検索エンジンに伝えるものです。Googleのサポートも終了しており、基本的に不要なので削除しましょう。
remove_action('wp_head', 'adjacent_posts_rel_link_wp_head');
WordPressは記事を作成する際に、デフォルトで備わっている自動整形機能によって、意図しないpタグが勝手に挿入されることがあります。これはスタイルを当てる際などに影響することがあるので、以下のコードで自動整形機能をオフにします。
remove_filter('the_content', 'wpautop');
remove_filter('the_excerpt', 'wpautop');
WordPressでは投稿した画像に自動でsrcsetが付与されレスポンシブ対応がされます。レスポンシブ対応をこちらでコントロールしたい時などに厄介になるので、以下のコードでsrcsetの自動付与を無効化します。
add_filter('wp_calculate_image_srcset_meta', '__return_null');
WordPressはデフォルトではSVGファイルのアップロードに対応していないので、以下のコードでアップロード可能にします。
add_filter('wp_check_filetype_and_ext', function ($data, $file, $filename, $mimes) {
$filetype = wp_check_filetype($filename, $mimes);
return [
'ext' => $filetype['ext'],
'type' => $filetype['type'],
'proper_filename' => $data['proper_filename']
];
}, 10, 4);
function cc_mime_types($mimes)
{
$mimes['svg'] = 'image/svg+xml';
return $mimes;
}
add_filter('upload_mimes', 'cc_mime_types');
今回はWordPressを使用した制作で基本的に設定しておいた方が良い項目の紹介でした。シチュエーションによっては今回紹介した設定をしない方が良いケースもありますので、それぞれの設定の意味をよく理解したうえで使い分けていきましょう。