私はベイジに入社して今年で10年目になります。
私がベイジに入社した当時、エンジニアは私一人でしたが、徐々に人数も増え現在は11名になります。そんな私が見てきたベイジのエンジニアチームの変遷を良かった点や当時の課題点を振り返りながら、ご紹介していきます。
エンジニアが1人だったとき
一人だったので気楽で自由でしたが、技術的なことで一人で悩むことも多く、結構苦労した時期です。
良かった点
- 一人だったので自分がやりやすい環境や開発など制約がなくストレスフリーだった。
- リリース後の改修があっても、全て自分が開発したものなので内容も理解しており、スムーズに対応できた。
課題に感じた点
- 一人なので同時に対応できる案件に限界があった。
- 過去の知識や経験のみに頼って開発することに危機感を感じていなかったので、新しい知識や技術を積極的に開発にとりいれる意識が低かった。
- 技術的なことを相談できる相手が社内にいないので、調査や検証に時間をさかれることが多かった。
- 代わりのエンジニアがいなかったので、リリースが近い時期には体調管理などに神経質にならざる得なかった。
エンジニアが3人だったとき
若く意欲的なエンジニアが入社してきたことで、新しい技術やトレンドなど知る機会が多かった時期です。
良かった点
- フロントのコーディングとバックエンドの開発が作業分担でき、開発スピードがあがった。
- 一人のときよりも同時に複数の案件をこなせるようになった。
- 新しい開発環境や技術的なトレンドについて話し合い開発に取り入れられるようになった。
課題に感じた点
- コーディングルールや設計に対する考えがチームで統一できていないこともあり、稀に他のエンジニアの開発した箇所を改修するとき、ソースコードを読み解くことからはじめなければならなかった。
- 人数が増えたことで、勉強会やチームの改善などやりたいことが具体的にみえてきたが、作業におわれてしまい、なかなか実行または継続できなかった。
- 人数が増えたとは言え、代わりのエンジニアがいないという状況は変わらずだった。
エンジニアが5人だったとき
チームにリーダーが現れチームの体制が形成されつつあったり、チームの活動やワークフローの整備がおこなわれはじめた時期です。
良かった点
- フロントのコーディングとバックエンドの開発を共にできる人も増え、エンジニア一人で案件を完結できるようになり、社内で同時にこなせる案件も増えてきた。
- チームにリーダーとなる人が現れ、リーダー主導でチームの課題の改善やワークフローやコーディングルールを整備など、複数人での開発がしやすい環境が整いはじめた。
- JavaScriptの問題集を作成したり、新人さんを迎える環境が整いはじめた。
- チームの勉強会も徐々に継続して開催されるようになってきた。
課題に感じた点
- コーディングルールはあるとはいえ、まだまだ各エンジニア独自の方法で開発する傾向もあり、リリース後に他のエンジニアが開発したものを改修するとき、若干手間取ることもあった。
- 得意、不得意などスキル的なバラつきがあり、なかなか共通の話題での勉強会で足並みを揃えることができなかった。
現在(11名)
コロナ禍でリモートでの作業が主になり、オフィスの物理的な人数制限もなくなり、エンジニアが一気に11人まで増えました。
良いと感じてる点
- メインで開発するエンジニア以外に教育やサポート、採用を主担当とするエンジニアを作ることで、チームの活動と開発がバランスよく進行できるようになってきた。
- 社内で同時にこなせる案件が圧倒的に増えた。
- チームでの情報共有が活発化してきた。
- ノウハウもたまってきたので、困ったときにチームに問いかけることで、問題をすぐに解決できるようになってきた。
- 課題に対して多くの意見を集められることで、導き出す解決策の精度もあがった。
課題に感じてる点
- 人数が増えたこともあり、先輩エンジニアから各エンジニアへのきめ細やかなサポートが難しいことがある。
- 各々案件を抱えており、リリースの時期など重なると、チーム全員で集まってミーティングや勉強会を実施するのが難しくなることがある。
今後のエンジニアチーム
人数が多い方が圧倒的に良い点が多いです。反面まだまだ課題に感じるところがあるのも正直なところです。
今後は、
- チーム全体のスキルアップ
- 発信力の強化
- ベイジのエンジニアブランドの構築
- 教育体制のさらなる整備
など直近の課題と考えています。
ベイジでは今後もエンジニアを増員していきますので、ご興味がある方は採用サイトもご覧ください。(エントリーするか迷っている方向けのカジュアル面談も実施してます)