今年も残すところ僅かとなりました。2022年7月にこのベイジのエンジニアブログ「techlab / baigie」を立ち上げ、半年ほどが経ちました。基本的に週1回(毎週水曜)公開しており、2022年は19本の記事を公開することができました。
2022年に公開した記事のうち、View数のトップ3は以下となりました。
View数の第1位はかんのによるこちらの記事です。Twitterからアクセスしていただいた他に、ブラウザでの検索からも流入がありました。現在(2022年12月22日時点)で10,000 Viewを上回っています。ハンバーガーメニューの実装の際、ぜひ参考にしてください。
第2位はさかっちょによるこちらの記事です。「サイト公開前にチェックすべき項目」という内容で、エンジニア以外の方にもご覧いただけたのではないかと推測しています。公開前のチェックは、公開後に慌てることがないよう、気を配る点だと思いますが、ぜひ参考にしてください。
第3位は伯冠による「Tailwind CSSを導入してみた」という内容の記事です。メリットとデメリット、使い方をコードと共にわかりやすく紹介しています。おすすめのプラグインも掲載していますので、こちらもぜひ参考にしてください。
今回は、そんな2022年を振り返り、よかったところや反省点、来年への抱負や今後の目標を一部の執筆メンバーに伺い、まとめました。立ち上げに関わった私自身も、様々な反省と発見がありました。
今年エンジニアブログを書いた本数は1本で、現時点(2022年12月20日頃)でのView数は3,508だった。
8月ごろから開始して、4ヶ月の間で1本というペースなのでかなりゆっくり公開となってしまった。
執筆した記事自体は、色々な資料を参考にしつつ独自の考えを盛り込んだ内容となっており、一つの技術記事としての役割は果たせるものになったのではないかと思う。それと同時に、文章の構成や読みやすさについては課題が残っており、このあたりの反省は来年に持ち越したい。
来年は個人的にアウトプットをより意識したいと思っており、技術記事の執筆もその中に含める予定なので、まずは執筆する量を増やしたいところ。(目標は5本以上、それぞれ5,000View以上達成)。量ばかり増えても良くはないので、一人でも多くの読者に何かしらのアクションを起こすきっかけになるような記事を書きたい。テーマとしては、アジャイル開発の導入、パタン・ランゲージと絡めたデザインシステムの話、最近界隈をにぎわせているastroの話あたりだろうか。
こういったチームでの記事の執筆活動は義務的なものになりやすいという話はよく聞くが、エンジニアブログを始めた当初の「執筆者自身が興味を持てるものを書く」ことを意識して、楽しみながら書ければよいと思う。(それと同時に成果も意識したい)
今年に入って始めたエンジニアブログ。良い効果が多くあったように思える。個人的な面で言うと以下の点が大きかったと思う。
インプットの質の変化は、エンジニアとしての技術力向上に大きく貢献していると思う。
自分自身がエンジニアとして何を武器にしていくべきかという点にも繋がった。実際に記事を書いたり、ブログ運営当事者として他社メディアを見たり、メディアを通して他者の武器を見ることで、「これは自分の強みにはできないな」というものや、逆に強みにできそうなものなどが色々見つかった。
チームとしては、以下のような良い点があったのではないかと思う。
これによって、お互いの強みを把握して活かしあえるといったことに繋がる気がしていて、チーム運営にとって良い影響がありそうだと思っている。
課題点も見つかり、はっきりしたことによって、チームの活動内容全般の指針にもなり、なにより活動のモチベーションになったように思う。
来年の自身への反省としては、記事の内容のオリジナリティを高めたいというものがある。今年書いた記事は、世の中に散らばっている情報をまとめて整理したり、諸説あるものに対して一つの解を提示したり、意外に知られていない知識を広めたり、内容の土台にオリジナリティが欠けるものが多かった。来年執筆する記事では、業務の中で考えだした独自のメソッドなど、オリジナリティが高い内容も扱いたいなと思っている。
また、ベーシックな内容(定番パーツの実装方法、WPの基礎知識など)についても、どこよりも分かりやすく内容を網羅したシリーズを展開できたらいいなと思っている。エンジニアが何か困ったことが発生してググった際には、大体ベイジのエンジニアブログの記事がトップに出てくるような状況を作りたい。
「あ、あのサイトの会社ね」という認知がエンジニア界隈で広がるようにしたい。
今年からエンジニアブログの執筆に参加してとてもやりがいがありました!自分が知っている知識や情報を記事にしてアウトプットすることが初めてで、良かったことも反省点も多くありました。
具体的に良かった点は、記事の内容の正しさを確認するために、情報をインプットすることでした。正しい情報を分かりやすくアウトプットすることを目標として進めているので、そのためにもっと様々な情報をインプットして、概念を整理する必要があります。その過程で知っていることをもっと深く理解したり、知っている情報以外の新しい情報を見つけるきっかけになりました。
また、社内の資料として活用ができることも、ブログを書く動機になります。社内ではwikiで情報をまとめておりますが、wikiもブログもアウトプットするという共通点があり、社外で共有しているものは社内の資料としても活用し、効率化した方がいいと考えます。
反対に、エンジニアブログを毎月書くという意欲がありながら、具体的にスケジュールなどをしっかり計画していなかったことがうまく進められなかった点だと思います。テーマを決めることから「いつまでに完成する」という締め切りを決めることが、とても重要という気づきです。
来年の目標はアウトプットできる情報を増やして行きたいです。発信情報が有益になり、そこからまた新しい情報交換や新しい人とのコミュニケーションが増えるように頑張ります。
今年の8月頃立ち上がったエンジニアブログだが、まずいちばん最初の課題だと感じていた「メンバーが継続して記事を書き続ける」という点は、仕事の中で記事を執筆するという文化も定着しつつありクリアできているのではないかと思う。
僕個人としてはそろそろ次のフェーズに行く頃だと考えていて、その次のフェーズというのが一定以上のView数や反応を意識したブログの運営である。先日のブログミーティングではどのような記事が高いView数を記録しているか分析し、サンプル数は少ないが、なんとなく似通った傾向があるのはわかった。
やはりウケやすいのはCSSなどのように言語・テーマ的にターゲットとなる層が幅広く、
かつそれなりに深掘りしている記事だったり、エンジニアブログではまだやれていないが
「○○選」のようにTipsを集約したような記事だ。もちろんタイトルの付け方で初動をよくするのも大事だが最終的には扱ってるテーマや本文の充実度に行き着く。特に技術系記事は検索での流入で後からじわじわ伸びるのも多い。
また、テーマ選びと同時に今問題なのは執筆スケジュールのローテーションである。改善のため、来年からは完全にローテーションを組んで、その公開日に合わせて執筆していくスタイルに移行する。
他社の方も仰っていたことだが、認知されて採用などに影響が出始めるのにはそれなりに時間がかかるので長い目で見る必要がある。もちろん、ある程度気長に行く必要はあると思いつつ常に改善していかないとそれこそ「良い効果」にたどり着くまでもっと長い時間が必要になる。現在の人数では月4本が限度で、それくらいの頻度であればやはりある程度「質」を重視した記事を書いていくことが妥当と思う。
まず最初の目標は1記事あたり、公開2週間~1ヶ月程度で5,000~10,000view達成できるように、というところか。
エンジニアブログを開始して個人的によかった点は、やはりブログを見て採用に応募してきてくださる方がいたり、Twitterで引用リツ―トなどで反応してくださる方がいたことだ。
ただ私自身の振り返りの反省点としては、社内記事をあまり出すことができていなかったので、来年はやってみたいと漠然と考えているインタビュー記事なんかも書いていけたらと思う。また、勉強会の内容を記事にまとめて出すというのも、やってみようと思いつつまだできていないので来年こそはトライしていこうと思う。
まだまだ知られていないベイジのエンジニアの生態をお届けできればと思う。
エンジニアブログは最初は書きたいものを無理のない範囲で書こう、検索から誰かしらが見る可能性もあるし、という主旨だったが最近はやはりView数なども気にして、テーマの選定や内容の幅の広げ方も意識してきている。
これまでは自由に記事を書いていきましょうというスタイルが強かったが、ブログの運営もしっかり進めていく必要があるので、まずはリーダーシップを持って引っ張っていける、盛り上げていくことを目標にしたい。
2022年も残すところあと僅かとなりました。来年も目標を意識しつつ、執筆を続けていければと思います。どうぞよろしくお願い致します。それでは、よい年末をお過ごしください。