未経験デザイナーが入社3ヶ月で学んだ、大切にしたいマインドセット

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デザイナー 山川優理子

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未経験のデザイナーとしてベイジに入社して、丸3ヶ月が経過した。

入社して最初の2週間はオンボーディングとしてデザインのドリルや過去の勉強会等の録画視聴を進めていたが、3週目には担当案件が決まり、あっという間に実務が始まった。

初めての経験ばかりで目まぐるしい日々だったが、たくさんの学びを得ることができたと思う。その中でも、この先も大事にしたいマインド面での学びを3つまとめておきたい。

①時間内にやり切る方法を考える

ベイジでは工数管理がかなり徹底されていると感じる。

デザインの仕事は、突き詰めようと思えば際限なく時間をかけてしまえる。だが仕事には期限があるし、1人1人の時間が会社の資本なので無駄遣いはできない。

最初は、「自分は経験が浅いし、時間がかかっても仕方ない」とどこかで思っていた。でも、担当デザイナーの手が遅いからといって、お客様からいたいく時間を増やしてもらえるわけではない。

そこで大切なのが、周囲を頼る力だ。単に仕事を分担して減らしてもらうということではない。例えば、時間がかかる原因が「最初の方向決めが甘く、根本的なやり直しが発生しがち」ならば、手を動かす前に先輩デザイナーやプロジェクトメンバーに意見をもらい、齟齬がないか早めに確認する。フィードバックをもらいまくることで、自分のスキルの120%のアウトプットに持っていくということだ。

どんなに経験を積んでも、自分の持つ力以上を発揮しないといけない瞬間は必ずある。せっかく組織に属しているので、今の自分1人のスキルセットを言い訳にせず、周囲の力を借りながらやり切ることは今後も大事にしたい。

②どんどん相談する

①にも繋がるが、特に経験が浅いうちはどんどん相談すべきだ。

「こんなこと聞いて怒られないかな…」と尻込みする心情はとてもわかる。だが、1度自分なりに考えて判断したならば、それ以上悩まず他人の視点を取り入れた方が早く進むし、もし自分でできることを怠ってしまっていたら、ベイジの人は「もう少しちゃんと調べてみて」と指摘してくれる。

それが怖い、という気持ちは毎回感じるが、1人で抱え込んで何も進まないより、耳が痛くてもフィードバックいただく方が有意義と捉えてどんどん相談することを心がけたい。

③周囲を頼るとしても、まず自分で考え抜く

上記の通り、ベイジには相談すれば親身に助けてくれる方ばかりだし、フィードバック文化も根づいている。だからこそ気をつけたいのが、その後の判断を相手に委ねないということだ。

やりがちなのが「Aには〇〇のメリット/デメリット、Bには△△のメリット/デメリットがあります。どちらがいいでしょう?」という相談。それを決めるための材料を自分なりに集めて、「〜だからAが良いと考えていますが、いかがでしょうか?」まで考えを詰めてから頼ることで、初めて提案型の相談になる。この点はまだまだ出来ていない場面が多いが、顧客提案の時も必要な姿勢なので、社内相手でも身につけていきたいと思う。

入社前は、マインド面でこんなにも学ぶことが多いとは想像していなかったので、この環境に身を置けていることをとてもありがたく感じている。もちろんデザインのスキル面も学びだらけで、日々成長痛を感じているが、理想とするデザイナーに近づけるよう頑張っていきたい。

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