ベイジは社内コミュニケーションやプロジェクト推進にSlackを利用している。
11月にベイジに入社して、あっという間に1カ月が経過した。Slackにおけるコミュニケーションの透明性が社員に与える影響について考えてみた。
10月初めにSlackへ招待され、今後担当することになるセールス関連情報をはじめ、さまざまなチャンネルを自由に閲覧できる状態になった。その経験を通じて確信に近い感覚として思ったのが、「チャットツールの透明性が社員に与えるポジティブな影響は非常に大きい」ということ。
5つのポイントで整理できると考えている。
1.信頼
2.安心
3.リスク回避
4.視座・視野の向上
5.モチベーション
オープンなチャットは、信頼感の醸成に直結すると感じる。もちろん、情報やチャットをクローズドにする必要がある場面も否定はしない。ただ、透明性が低い状態では、上層部がどのような議論や意思決定をしているのかが見えず、不安を生む要因になりかねない。
当社では基本的にオープンなチャンネル運用がされており、業務に関することでは基本的にDMは使わない方針。これが信頼関係を土台に仕事を進めることにつながっている。経営陣を信じたい、ついていきたいという気持ちは前提にあるが、それを支える重要な要素として、チャットの透明性があると感じる。
安心感は信頼に近いが、常に「誰かが見てくれている」「このメンバーが支えてくれている」という感覚が、心理的な負担を軽減してくれる。オープンなチャット環境があることで、業務がより円滑に進む要因にもなっている。
リスク回避の観点でも、透明性のある環境は非常に有効。例えば次のような効果がある。
•隠蔽や不正が起きにくい
•勝手な判断で仕事が進むことがなく、品質向上や建設的な議論が可能
•メンバーの悩みや困りごとが見えやすく、早めに手を差し伸べられる
透明性が担保されている環境では、公明正大に仕事を進められることが大きい。
入社前に経営陣や社員の日報を読む機会があり、その内容に感銘を受けた。特に、枌谷さんの日報に書かれている「経営者の思考や得た知見、今後の市場戦略やマネジメントに関する考え方」が詳細に言語化されており、新入社員として強い刺激を受けた。
「ここまで言語化するのか」と。
「ここまで脳内をアウトプットすることにコミットするのか」と。
日報を読むことで、普段自分が立っている視点とは異なる考え方やプロセスに触れることができ、それが自然と視座や視野を広げるきっかけになった。また、自分自身を振り返る習慣も生まれ、ただ業務をこなすだけではなく、チーム全体の知識が集積されていることを実感できる。言語化経営は強い。
日報を書くこと自体が「自分の考えを整理する」行為になるため、反省や課題を見つけながらも未来に向けた前向きな行動につながっている。その結果として、モチベーションの維持や向上にも寄与していると感じる。ベイジはフルリモートだからこそ、日報でお互いを知ることにも繋がる。
Slackの透明性と言語化の文化がもたらすメリットを改めて実感している。このような環境で働けることに感謝しつつ、自分自身もその文化を活かしていきたい。
ただ、Slackチャンネルはとても多いので「通知マネジメント」は必須だ。