本当の生産性向上は休憩時間から始まる

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エンジニア 金 誠俊

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働き方改革が叫ばれる中、本当の生産性向上のカギは意外なところにあるかもしれない。エンジニアとして働くなかである上司の言葉をきっかけに気づいた、シンプルだけれど効果的な習慣作りについて紹介したい。

忙しさの中で見つけた大切なこと

前々職から大事にしていること、それはお昼休憩をしっかりと取ることだ。

以前、お昼休憩を大切にしようと意識していなかった頃は、業務に追われランチどころか小休憩も十分に取らず、余裕のない慌ただしい労働の日々を送っていた。しかし前々職の上司に「ランチの時間が幸福度を大きく左右する」と言われ、その言葉が私の働き方を大きく変えた。

それからはたとえどんなに忙しくとも、落ち着いてランチを取る時間を確保するようにした。特に今は自身でメリハリをしっかりとつけなければならないリモートワークという働き方だからこそ、この1時間の休憩時間を大切な習慣として続けている。

働き方を変えた気づきの瞬間

休憩時間の確保は仕事の質を左右する重要な要素だ。実際にゆっくり落ち着いてランチを取ることで精神的な安定が得られ、同僚とのコミュニケーションも自然と増えていった。ランチ時間のちょっとした雑談が新しいアイデアを生むきっかけになることもある。特にリモートワークになってからはオンラインでランチ会を開いたり、意識的に休憩時間を活用して同僚とコミュニケーションを取るようにしている。

私の所属するチームには「よく寝て、よく食べ、よく笑う」という憲章がある。この言葉は効率だけを追い求めるのではなく、心身の健康があってこその持続的な成長を表している。メリハリをしっかりつけ精神を安定させることも、れっきとした仕事の一部だ。実際のところチームメンバーの多くが休憩時間を大切にし、互いの時間を尊重し合う文化が根付いている。

心身の健康を支える新しい習慣

心を亡くすと書いて忙しいという字の通り、日々の仕事に追われて心身の健康を損なわないよう、規則正しい休憩と運動を習慣にしている。これは単に休憩時間を確保するだけでなく、自分の健康管理も仕事のパフォーマンスを支える重要な要素だと考えているからだ。

休憩時間には簡単なストレッチを取り入れたり、天気の良い日は散歩に出かけたりすることで、心身をリフレッシュするようにしている。その延長として年明けからは計画的な運動と食事管理を始めた。1か月に2キロ、半年で12キロの減量を目標に無理のないペースで継続していきたい。

忙しい毎日の中でも自分の心と体を大切にする時間を確保すること。それは仕事の質と自分の幸せを支える大切な投資であると実感している。

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