2023年5月、新型コロナウイルスが「5類」に移行し、多くの企業が働き方を見直す時期を迎えた。ウェブ業界ではフルリモートが普及し、出社回帰の動きも見られるが、ベイジは現在もフルリモートを実施している。
私自身、前職でもウェブ制作会社に勤めており、ハイブリッド型の働き方を経験したが、全職種がフルリモートを実現している企業は少ない。
ベイジでは、どのようにフルリモート環境を実現しているのか、入社間もない私の視点から、その仕組みや文化について紹介したい。
入社手続きは、事前に用意されたSlackアカウントを通じてバックオフィスの方と進める形だった。手続きのフローが細かく記載された案内も届き、すべてオンラインで完結。「フルリモートの組織では、入社手続きもオンラインで完結するんだ」と感動したのを覚えている。
また、「不明点があれば質問してくださいね」と声をかけてもらえたおかげで、気になることがあればすぐに質問できる環境が整い、心理的なハードルが下がったのも助かった。
さらに、入社前に社内の皆が参加しているチャンネルに招待してもらえたことで、社内のコミュニケーションの雰囲気を知ることができ、それも安心感につながったと感じている。
ベイジでは昨年よりチーム制を導入し、各案件をチームで回す体制づくりを進めている。その中で、チーム独自の取り組みとして、入社後にオンラインでのランチ会をメンバーが企画してくれた。このおかげで、「どんな人と働くのか?」という点を、お仕事でのコミュニケーション以外の側面から知ることができ、大変助かった。
オフィスへの出社を大切にしている企業が多い背景には、「クイックにコミュニケーションが取れるから」という意見をよく耳にする。ベイジではこれを実現するために、Discordを活用したクイックなミーティングができる仕組みを整えている。
出社メンバーは勤怠の打刻と同時に、Discord上のバーチャルオフィスに出社する運用になっており、メンバーがすぐに相談したいことや確認したいことがあれば、DiscordのボイスチャンネルやGoogle Meetを利用して即座にミーティングを実施している。
また、ベイジの社員全員が各自でその日の稼働スケジュールをGoogleカレンダーで管理しているため、「この時間なら相談できそう」と事前に把握できる点も便利。
この柔軟なコミュニケーション方法により、物理的な距離を感じさせることなく、スムーズに情報共有や問題解決が進む環境が整っている。
ベイジでは社内Wikiが整備されており、社内の制度やワークフローが一か所に集約されている。
入社後のオンボーディングでは、各項目ごとにWikiのURLが案内され、内容を確認しながら理解を深めることができた。「不明点があっても、まずはWikiで探す!⇒見つかる」という環境が整っていることで、入社間もない社員にとっても非常に心強い。
また、Wikiは日常業務で社員が積極的に活用しているだけでなく、常に最新の状態を維持しようとする社内文化が根付いている。そのため、「この内容が古くなっていたので更新しました!」といったコミュニケーションが日常的に交わされ、情報の鮮度が保たれている。
Slackのチャンネルは用途別に用意されており、雑談用のチャンネルや、犬猫を愛でる飼い主さん(そしてペットを愛でたい方も任意で参加できる)コミュニティチャンネルもある。
個性的なベイジのSlackスタンプについてのご紹介はこちら。
また、ベイジには日報サイトに掲載する日報とは別に、業務を通じて感じたことや学びになったことを自由に綴る社内用の日報がある。これを読むことで、同じチームのメンバーがどんなことを考えているのかを知ることができるほか、日頃の業務で直接関わることのないプロジェクトのアプローチについても知ることができ、とても楽しい。
個人的に、人の書いた文章を読むのが好きなので、この日報をチェックするのが毎日の楽しみになっている。仕事の内容に限らず、独自の視点で文章を綴る方も多く、読み応えがある。
そのほかにも、社内勉強会や職種ごとのミーティング、部活動、社内イベントなど、さまざまな場面でコミュニケーションをとりながら関係構築を行っている。
ベイジでは、フルリモート環境を支える仕組みや文化が整っており、物理的な距離を感じさせないスムーズなコミュニケーションが実現されています。SlackやDiscordを活用した迅速なやりとり、情報共有のためのWikiの整備、オンラインでもつながりを感じられる社内の工夫など、さまざまな取り組みにより、リモートでも安心して働ける環境が築かれています。
私自身も、これらの仕組みのおかげでスムーズに業務に馴染むことができました。フルリモートだからこそ生まれる課題に対して、柔軟に対応しながら働けるのがベイジの強みだと感じています。
そんなベイジの環境や文化に興味を持っていただけた方は、ぜひ一緒に働きましょう!