ユーザー目線と技術者目線でお客様の反応がまるで違った話

長田 太彪のプロフィール画像
エンジニア 長田 太彪

4,191 view

先日、某プロジェクトの打ち合わせに開発担当者として同行し、お客様と対話する機会があった。その中で挙げられたとある機能的な要望に対して、自分は真っ先に「実装の難易度が高いので難しいかもしれない…」と回答した。しかしこれは、ユーザー目線でない技術者の目線が先だった発言だったと振り返っている。

その会話の中で、同行していた先輩たちが「技術的な制約は置いておいて、ユーザーにとってどうすべきだろう?」切り返したことで、自分の発言が技術者の目線であったことに気づくことができた。そしてその後はユーザー目線を第一に置いた視点で会話に望むことができた。

現実的なスケジュールや予算に見合った作業を踏まえると、技術的な制約や難易度はもちろん考慮すべき点ではあるものの、やはりお客様とサービスの使い勝手についてディスカッションするような場では、ユーザーにとってのメリットやデメリットをまず真っ先に考え、意見を述べるべきだ。

制作しているものを最終的に利用するのはユーザーであり、ユーザーにとって使いやすいサービスになるよう、開発に努めることが我々に求められる仕事だ。最終的にユーザーから見えない実装の話は、考慮する順序としては後の方にあるべきだと思う。

そしてもちろん、サービスの開発を発注しているお客様もこの考えは同じであった。それを裏付ける出来事として、自分が技術者の目線で意見を述べた時は反応が薄く、同行していた先輩たちがユーザーにとってUIの不整合性があるのでは?と説明した時には、同席されたお客様の多くの型が共感されていた。この反応の違いが、ユーザー目線と技術者目線の違いと言えるだろう。

今回の打ち合わせにおいて、自身の発言には反省すべき点があったと振り返っている。これを踏まえてまず、ユーザー目線で考えるとどうか?が、真っ先に頭に浮かぶようにしていきたい。

関連する日報

    他責的な思考に陥らないためのヒント

    1,645 view

    山川優理子のプロフィール画像
    山川優理子 デザイナー
    ベイジに転職して二か月のディレクターが感じた、フルリモートで築かれる職場文化

    412 view

    川向健太のプロフィール画像
    川向健太 コンサルタント
    Slackで組織カルチャーを作る!当社の自作スタンプ活用例

    2,163 view

    古口 真凜のプロフィール画像
    古口 真凜 バックオフィス
    「ゆるふわ会議」撲滅法

    1,235 view

    野上 恵里のプロフィール画像
    野上 恵里 コンサルタント
    「ゆるふわ提案」撲滅法

    2,338 view

    大舘 仁志のプロフィール画像
    大舘 仁志 コンサルタント
上に戻る