ウェブ制作会社に転職したライターは、実際どんな仕事をしているのか?

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ライター 林崎 優吾

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ベイジにライターとして入社し、約9ヵ月が経った。前職で求人広告のコピーライターをしていた私には、入社する前後で少し不安に思っていたことがある。自分がやれることはどれくらいあるのだろう?ということだ。

ライターを採用しているウェブ制作会社は多くない。そのため、ライターの転職先としてウェブ制作会社が選択肢に挙がることは少ないし、あまり実態も知られていないと思う。

ベイジでは現在もライターの採用を積極的に行っているため、実際にライターの私が何をやっているのか(やっていくことになりそうか)を率直に書きたい。

 

ベイジでライターがやること

結論から言えば、ライターがやれることは多い。しかし、まだ整理されていない部分もたくさんある。今後も増えていきそう、というか増やしていきたいが、とりあえず今の状況をつらつらと書いていく。

※これはベイジでの実態であり、他のウェブ制作会社での仕事とは異なる可能性があることをご了承ください

 

1. ウェブサイトのコピーライティング

サイト内のキャッチコピーや見出しを考え、顧客からいただいた情報をもとに原稿を作成する。これが現在のメイン業務だ。トップページや特徴の紹介ページなどではセールスライティング的なスキル、CTAやナビゲーションではUXライティング的なスキルが求められる。

広告の仕事と比べて感じたのは、わかりやすいセオリーやロールモデルが意外と見つからないこと。ウェブサイトのコピーは、クライアントだったり、ディレクターだったり、誰が書くか決まっていないのがその一因なのではないかとも思っている。広告コピーを書くときは、広告年鑑に載っている名作コピーや、有名コピーライターが書いた本から得た学びを、いかに目の前の仕事に落とし込むか、ということを考えていた。

しかし、ウェブサイトのコピーは少し異なる気がしている。求められるのは、様々な領域の文章から得たものを組み合わせていく力だ。ウェブメディアだけでなく、広告、SNS、書籍、雑誌など、あらゆる媒体のコピーから学びを得て、自らセオリーを構築していく必要がある。難しさもあるが、上手くやれば自分たちがロールモデルになれるかもしれない、という可能性も同時に感じる。

 

2. ウェブサイトの制作ディレクション

ウェブ制作に関して私は素人同然ということで、プロジェクトの全容を把握するために、ディレクターの業務も経験させてもらっている。

ライターとしてのキャリアを考える上でも、ディレクションの経験は重要ではないかと思う。ゴリゴリ自分が手を動かして書く仕事をずっと続けられるとは限らないので、編集と進行管理の能力を鍛える機会があるのはありがたい。

 

3. オウンドメディアの運用

ベイジには、「ベイジの日報(このサイト)」と「knowledge baigie」という2つのオウンドメディアがある。このうち「ベイジの日報」は、ライターチームが中心に編集・運用をしているメディアだ。もちろん、他の社員と同じようにライターも自らブログ記事を書く。今後は、他の社員のブログの代筆や、社内でのインタビュー記事の執筆などもやってみたい。

自社だけでなく顧客のオウンドメディア運用を支援するプロジェクトも動き始めている。まだオウンドメディア関連は枌谷さん(ベイジ代表)に依存している部分が多いので、自分メインで進められるようにしていきたいところだ。

 

4. 業務アプリのUXライティング

ベイジでは、ウェブ制作事業だけでなく、ウェブアプリデザイン事業も展開している。その業務アプリのUXライティングも、ライターが関わっていけそうな領域であり、今後も拡大が期待できる。また、事業会社以外でアプリのUXライティングに関わるチャンスがあるのは、わりと珍しいように思う。

専属のUXライターではないため、どこまで深くプロジェクトに参画するかなど課題もあるが、現在ライターが最も貢献できる関わり方を模索している。自分はタイミングが合わず、まだ経験できていないが、次に機会があれば挑戦したい。

 

5. ブランディング支援

まだ具体的にブランディング支援を主体としたプロジェクトは動いていないが、近くそういった話は出てくるのではないかと感じている。ブランドメッセージなどを書かせていただけるチャンスが来るかもしれない。個人的には広告コピーで学んだことと親和性が高いように感じているため、機会があれば食い込んでいきたいところ。

とはいえ、ブランディングに関するナレッジも枌谷さんに依存している部分が多い。ベイジは枌谷さんがカバーしている領域が広いので、どれだけライターチームのものにしていけるかは今後の課題かもしれない。

 

ライターの就職先としてのベイジ

広告代理店、出版社、ウェブメディアの運営会社、フリーランスなど、ライターの働く先は様々だ。しかしベイジは、これらのどこにも属していない、特殊なポジションにあるような気がしている。

私は過去に広告代理店しか経験していないので印象論になってしまうが、ベイジが様々なスタイルの編集・ライティング業務をつまみ食いできる職場であることは事実だ。もしかしたら、「文章に関わる仕事がしたいけど、どの選択肢もピンと来ていない」という人にも、ピッタリハマる可能性がある。

ということで、ここまで読んで少しでもベイジのライター職に興味を持っていただいた人のために、「実際に働いてみてどう感じているのか?」についても書いておきたい。

 

◎:普遍的なビジネススキルを習得できる

打ち合わせのファシリテーション、伝わりやすい説明の仕方、タスクやスケジュールの管理、キャリアの考え方など、あらゆる仕事で役立つスキルを入社してからは数多く教わっている。

コピーライターなどの職種では「クリエイティブな仕事」を免罪符に、こうした基本的なビジネススキルの習得から逃げてきた人もいるのではないだろうか(私のことです)。しかし、ベイジではそうした「クリエイターだから」みたいなのは一切ない。職種に関係なく全員が身につける。ビジネススキルの習得から逃げながらも、どこか負い目を感じてきた身としては、社会人1年目でもないのにイチから身につける環境をもらえているのはありがたい。

 

◎:ライティングへの理解と期待がある

代表の枌谷さんを始めとして、ベイジの社員は日頃からブログや日報を書いていて、みんな文章への感度が高い。そのため異なる職種のメンバーからも、鋭いフィードバックが得られる。前職だと「よくわかんないからプロにお任せしますわ」的な反応も多かったので、これはありがたい。

ウェブ制作におけるライティングの重要性も全員に理解されているし、だからこそライターチームへの期待も膨んでいる。実際に枌谷さんは将来的にデザイナーやエンジニアと同じ比率でライターを採用したいと宣言していた。「営業が主役で他部門はそのサポート」という風な会社で働いてきたので、自分たちも会社の主役の一人だと感じられるのは単純にうれしい。

 

△:まだ先のことは見えにくい

今後やりたいこと、できたらうれしいことはあるが、まだ具体化していないことも多い。正直なところ、自分が1年後に何をしているのかは想像できない。ライターチームも、私が入社してやっと3人になり、ようやく組織として動き出したところ。これから決めていかなければならないことばかりだ。ライターがどんな価値を提供できるか探っている状態なので、自分がコストに見合ったパフォーマンスを出せているか、不安に感じることもある。

私は自分がやりたいことが定まっていなくて、だからこそ様々な仕事ができる可能性があったベイジを選んだ。一方で、可能性があると言えば聞こえはいいが、やりたいことができる保証はない。なので現時点では「絶対これがしたい!」という人よりも、「必要であれば何でもやる」という人のほうが向いているのかもしれない。

 

ベイジではライターを絶賛募集中ですので、気軽にご連絡ください。まだまだ発展途上ですが、決まり切っていない仕事を楽しめる人には面白い環境だと思います。一緒に新しい形のコンテンツ制作チームを作っていきましょう。

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