本日の週間MTGのテーマは、3月に新卒入社したメンバーから先輩方への質問会だった。私も幾つか質問させていただいた。
特に印象深かったのは、コンテンツ案やデザイン案などの元となるアイデアは、先方にヒアリングした内容から考えるのではなく、ベイジ側で勝手に考えてアイデアをまとめてしまう、ということだった。クライアントからの情報が十分になくても別に構わない、ということも印象的だった。
私自身は学生の頃、アルバイトとしてクライアントワークに関わっていたが、その際は、ギャラリーサイトから参考になるサイトをクライアントに選んでいただき、その参考サイトとヒアリングで得た情報を元に、ワイヤーを作成、そしてデザインという流れがほとんどだった。
この流れだと、クライアントからデザインに対する反対意見が生まれ難く、進めやすいと思っていた。ただ、ユーザーのためのサイトに仕上がっているかというと、必ずしもそうではなかったかもしれない。どちらかといえば、ユーザ不在のままクライアントのため(だけ)に制作していたようにも感じる。クライアントの認識が間違ってても、そのまま作ってしまうような制作フローだったとも思う。
そうではなく、提案する方であるべきユーザ像を決めて、戦略からデザインまで一気通貫して提示するからこそ、イニシアチブを握り、クライアントの意見に左右されず、ユーザーを中心に考えたサイトに仕上がるのではないかと思う。
今まで自分が経験したこととは異なる考えの制作フローを知り、とても有意義な時間になった。