マーケティング、デザイン、技術用語の解説

Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)

投稿日:
執筆者:
中村 竜也
ジャンル:
テクノロジー

Amazon Alexa(アマゾンアレクサ、以下Alexa)は、Amazonが開発した音声認識機能を備えたクラウドベースの人工知能です。音声認識自体はIBMのWatsonやAppleのSiriなどにも搭載されており、特段珍しいものではありませんが、Alexaの音声認識は非常に精度が高く、人間の音声を正確に認識し、自然かつ的確な回答を返すことができることで注目が集まっています。

Alexaは、2014年に発売された家庭用の音声アシスタント「Amazon Echo」に初めて搭載されました。現在はEcho Dot、Tap、Fire TVなどのAmazon製品をはじめ、HUAWEIのスマートフォンMATE9やLGのスマート冷蔵庫、Fordの自動車などのサードパーティ製品にも搭載されています。

Alexaには、音声認識によって処理された命令を実行するSkillと呼ばれるプログラムがあり、これを利用して音声をインターフェースとするアプリケーションやソフトウェアを実現します。例えば、Amazonで商品を注文する、ドミノピザを注文する、Uberでタクシーを手配する、Spotifyで曲名を検索する、といったことがSkillとなり、これらを音声認識によって起動・実行することができます。

Amazonは開発者やサードパーティー向けに、音声認識や自然言語の解析を行うAlexa Voice Service(AVS)とスキルの開発環境Alexa Skill Kit(ASK)をGitHubで公開しています。AVSはデバイスに組み込むことでAlexaに対応できるようになり、ASKはNode.jsやPythonなどと併用して、オリジナルのSkillを開発することができます。

2017年1月に開催されたデジタル業界のイベントCES2017では約700のAlexa搭載デバイスが発表されました。インターフェイスの主流はタッチインターフェイスから音声になり、その潮流を支配するのがAlexaになるのではと目されています。

なお、現時点では英語とドイツ語のみの対応となっており、日本語には対応していません。(2017年3月現在)

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