Webサイト制作にも通じる、行きつけの美容室から学んだ2つのこと

長田 太彪のプロフィール画像
エンジニア 長田 太彪

543 view

日常生活の中で接する人々の中でも、プロの仕事を感じさせる人に出会うことがある。その中でも、ここ1年くらいとても信頼している美容師さんがいる。僕が信頼している理由は2つある。

まず技術力の高さ。これまでは髪を切ってもらっても思っていた通りにならず、満足感を得られないということが多かったのだが、今お世話になっている美容師は特にイメージ写真を見せるでもなく、気になっている点を幾つか伝え、あとは完全に任せているが、自分の好みを理解し、納得のいく仕上がりにしてくれる。

これは自身にも置き換えることができることだ。お客さまの抱える問題に対し、自身のデザインによって問題の解決を行うことがそれにあたると思う。デザインスキルの高さは勿論必要ではあるが、それだけではなく、お客様の要望の本質を見抜く力が必要になる。言われたままの対応をするだけであれば、お客さまの満足は得られないだろう。それは自分以外の誰にでもできる仕事だ。

2つめは居心地の良さ。僕は普段から話す方ではないため、カットしに行っても話をせずに雑誌や漫画を読むタイプだが、この美容師さんとは毎回話が弾む。内容は前回来た時から何かあったかとか、お互いの仕事の話などたわいもないことだが話しやすい話題を選んでくれる。自分のことを理解し、話題があるときだけ話し、ないときはお互い違うことに意識を向けていられるから居心地が良い。

居心地の良さを我々の仕事でいうと、コミュニケーション能力にあたるだろう。自身のことだけ考えて仕事をしていると、全体の流れがつかめず独りよがりになりがちだ。そうではなく、相手がどうすれば居心地よく働くことができるかを考えてコミュニケーションをとることで、チームでの仕事はこれまで以上に円滑になるだろう。

この2点を兼ね揃えている美容師にあまりお世話になっていないことを考えると、こういう人がプロなのかな、と感じる。自身の仕事においても、これは大事なことだと思う。全く異なる職種ではあるが、良い仕事をする人が近くにいると刺激をもらえる。自身も同様に刺激を与える人間になりたい。

関連する日報

    他責的な思考に陥らないためのヒント

    1,645 view

    山川優理子のプロフィール画像
    山川優理子 デザイナー
    ベイジに転職して二か月のディレクターが感じた、フルリモートで築かれる職場文化

    412 view

    川向健太のプロフィール画像
    川向健太 コンサルタント
    Slackで組織カルチャーを作る!当社の自作スタンプ活用例

    2,163 view

    古口 真凜のプロフィール画像
    古口 真凜 バックオフィス
    新入社員が気づいた、プロジェクト改善のヒント

    449 view

    奥原美穂子のプロフィール画像
    奥原美穂子 コンサルタント
    「ゆるふわ会議」撲滅法

    1,235 view

    野上 恵里のプロフィール画像
    野上 恵里 コンサルタント
上に戻る