Webサイト制作にも通じる、行きつけの美容室から学んだ2つのこと

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エンジニア 長田 太彪

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日常生活の中で接する人々の中でも、プロの仕事を感じさせる人に出会うことがある。その中でも、ここ1年くらいとても信頼している美容師さんがいる。僕が信頼している理由は2つある。

まず技術力の高さ。これまでは髪を切ってもらっても思っていた通りにならず、満足感を得られないということが多かったのだが、今お世話になっている美容師は特にイメージ写真を見せるでもなく、気になっている点を幾つか伝え、あとは完全に任せているが、自分の好みを理解し、納得のいく仕上がりにしてくれる。

これは自身にも置き換えることができることだ。お客さまの抱える問題に対し、自身のデザインによって問題の解決を行うことがそれにあたると思う。デザインスキルの高さは勿論必要ではあるが、それだけではなく、お客様の要望の本質を見抜く力が必要になる。言われたままの対応をするだけであれば、お客さまの満足は得られないだろう。それは自分以外の誰にでもできる仕事だ。

2つめは居心地の良さ。僕は普段から話す方ではないため、カットしに行っても話をせずに雑誌や漫画を読むタイプだが、この美容師さんとは毎回話が弾む。内容は前回来た時から何かあったかとか、お互いの仕事の話などたわいもないことだが話しやすい話題を選んでくれる。自分のことを理解し、話題があるときだけ話し、ないときはお互い違うことに意識を向けていられるから居心地が良い。

居心地の良さを我々の仕事でいうと、コミュニケーション能力にあたるだろう。自身のことだけ考えて仕事をしていると、全体の流れがつかめず独りよがりになりがちだ。そうではなく、相手がどうすれば居心地よく働くことができるかを考えてコミュニケーションをとることで、チームでの仕事はこれまで以上に円滑になるだろう。

この2点を兼ね揃えている美容師にあまりお世話になっていないことを考えると、こういう人がプロなのかな、と感じる。自身の仕事においても、これは大事なことだと思う。全く異なる職種ではあるが、良い仕事をする人が近くにいると刺激をもらえる。自身も同様に刺激を与える人間になりたい。

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