ユーザー目線と技術者目線でお客様の反応がまるで違った話

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エンジニア 長田 太彪

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先日、某プロジェクトの打ち合わせに開発担当者として同行し、お客様と対話する機会があった。その中で挙げられたとある機能的な要望に対して、自分は真っ先に「実装の難易度が高いので難しいかもしれない…」と回答した。しかしこれは、ユーザー目線でない技術者の目線が先だった発言だったと振り返っている。

その会話の中で、同行していた先輩たちが「技術的な制約は置いておいて、ユーザーにとってどうすべきだろう?」切り返したことで、自分の発言が技術者の目線であったことに気づくことができた。そしてその後はユーザー目線を第一に置いた視点で会話に望むことができた。

現実的なスケジュールや予算に見合った作業を踏まえると、技術的な制約や難易度はもちろん考慮すべき点ではあるものの、やはりお客様とサービスの使い勝手についてディスカッションするような場では、ユーザーにとってのメリットやデメリットをまず真っ先に考え、意見を述べるべきだ。

制作しているものを最終的に利用するのはユーザーであり、ユーザーにとって使いやすいサービスになるよう、開発に努めることが我々に求められる仕事だ。最終的にユーザーから見えない実装の話は、考慮する順序としては後の方にあるべきだと思う。

そしてもちろん、サービスの開発を発注しているお客様もこの考えは同じであった。それを裏付ける出来事として、自分が技術者の目線で意見を述べた時は反応が薄く、同行していた先輩たちがユーザーにとってUIの不整合性があるのでは?と説明した時には、同席されたお客様の多くの型が共感されていた。この反応の違いが、ユーザー目線と技術者目線の違いと言えるだろう。

今回の打ち合わせにおいて、自身の発言には反省すべき点があったと振り返っている。これを踏まえてまず、ユーザー目線で考えるとどうか?が、真っ先に頭に浮かぶようにしていきたい。

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