web技術を理解するために、自分でwebサイトを作ろう

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執行役員 / コンサルタント 今西 毅寿

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webサイト制作に携わる全員がHTMLやサーバーについて完全に理解する必要はないが、知っている方がもちろん有利だ。

ただ、未経験でデザイナーやディレクターになる場合、深く取り組む機会がないままキャリアを重ねてしまうことはあると思う。

web技術に関する知識がないことの一番のデメリットは、自信を持って自分の意見を言えなくなることだ。「これは自分にはわからないことだから」「分からない自分の意見は的外れかもしれない」という意識が働き、健全な意見をいうことができなくなる。

しかし、専門ではない人がプロ向けのコーディングやプログラミングの勉強するのは、難易度が高くなってしまい得策ではない。一方で、ただ単に書籍を読むだけだと、何がなんだか分からず、イメージを掴むことすらできないだろう。

そこでオススメなのが、小さなサイトでもいいし、クオリティが低くてもいいので、自分でwebサイトを作ってみることである。

私は周囲の人に恵まれていたこともあり、ネットに触れるようになったのはキャリアが始まる前だった。10代でMacを購入してからインターネットに接続するようになり、手書きでHTMLを書いて自分のwebサイトを作って公開し、CGIを覚えて掲示板を作り、ネット上の知らない人と交流していた。

※ちなみに、「とほほのWWW入門とかをよく見ていた

レンタルサーバーを自分で借りたり、独自ドメインを取ったり、好きで続けていくなかで少しづつインターネットの技術に触れてきた。

未経験からwebの技術を覚えていくなら、座学以外にも自分で環境を用意して自由に触るうちに何ができるか体感してみることが有効ではないかと思う。

実際に触っているうちに、HTMLはどのようにブラウザに解釈されるのか、メールが相手に届くにはメールサーバーを経由して複数のルートを辿って相手は受信するのかなど、実体験を通じて理解が深まっていく。

webサイトに限らないが、新しいことを学ぶためには、小さなことで構わないので、まずは手を動かして、実際にモノを作ってみることは重要だろう。

 

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