長期休暇明けに実感する日報文化の良さ

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執行役員 / コンサルタント 今西 毅寿

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夏季休暇などの長期休暇明けは、はじめに休暇中の状況把握や積み残し作業を進めることが多い。その作業の中で、休暇中に溜まった日報を読んでいると、日報文化の良さを改めて感じることができる。

以前の日報は行動指針と照らし合わせて振り返りを書くもので、タスクや進捗状況については触れていなかった。しかし、コロナ禍のリモートワーク体制や業務フロー改善のために作業予定と進捗も日報に記載してもらうようになった。

振り返りの部分では各自が何を想い、何を悩んだかという感情的な記録が残っているため、「この人は大変そうなのでサポートした方が良さそうだ」、「このプロジェクトは進捗が遅れているので要注意だ」といった空気感や雰囲気をつかむことができる。

これは単に作業報告として「ログ」が残っているだけでは読み取れない情報だと思う。

それに加えて実際の作業進捗も見えるため、「感情面」と「データとしての進捗」をまとめてインプットできるのは大きなメリットと感じる。

もし日報文化がなければ、自分が直接関与しているプロジェクトの情報収集だけ終わってしまい、社内全体での状況を把握することが難しいだろう。

社員数も増えてきて、毎日日報を読むのもそれなりの時間を要するようになった。しかし、一度にインプットできる情報量は多いので、忙しいからと流し見で済まさないようにしておきたい。

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