経験則のすべては仕組み化できなくてもコツを掴む過程は仕組み化できる

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エンジニア 酒井 琢郎

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CSSが破綻しそうになる問題はHTMLやCSSを扱う人であれば誰しもが通る道である。だからこそ、FLOCSSのような設計思想が存在する。

ただ、設計思想を採用しても破綻危機の問題はそう簡単には回避できない。コードをルール化できても、そこから発展し、どのようにパーツを分離してコンポーネント化するかの「目」が必要だからだ。

ディープラーニングのように、様々なパターンを学習し、「こういう派生の仕方をしそうだ」と特性を掴むような工程が必要だ。

経験や精神論に頼らず物事を解決するようにしているが、こればかりは場数を踏まないとどうにもならないのではと思っている。

この勘所をつかむために、新人エンジニアが入社時に取り組む課題の改善も進めている。

ウェブサイトをまるごとコーディングするところから始めるのではなく、もう少し粒度を落として、「ウェブサイトでよく出てくるパーツ集」をコーディングするところから始めてもらおうと思っている。

派生の仕方の特性を学んでもらうだけでなく、クラス名の付け方なども「あ、このパーツはこんな名前にすればいいんだな」といった感じで体で覚えてもらおうという意図がある。

このように私や他のエンジニアがつまづいてきた体験をベースにして、新人エンジニアがよりスムーズに実案件レベルの力をつけられるような教材づくりを進めていきたい。

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