ベイジでは大規模なウェブサイトのリニューアルプロジェクトが増えているため、社内でプロジェクトマネジメントのノウハウや知見を溜めようとしている。その一環として、社内でプロジェクトマネジメントの勉強会を行うことになり、企画担当者になったので、ChatGPTの力を借りることにした。
そうしたらそれなりの勉強会の企画のたたき台ができたので、ChatGPTとのやりとりをこの場を借りてみなさんに共有したいと思う。
プロジェクトマネジメントを学ぶためにセッションを5回に分けて行いましょうという返答があった。また座学だけにならないよう、ロールプレイやQ&Aなどのインタラクションが促進されるコンテンツも提案してくれており、気が利いている。
1つひとつのセッションは粒度が粗かったため、「パワーポイントによるプレゼンテーション」ではどんなことを具体的に話せば良いかを追加で質問。
具体的な構成案が返ってきた。14ページのスライドだけで終わるとも思えないが、それぞれのスライドのテーマまで教えてくれているので、これだけの構成案があれば、たたき台としては十分ではないだろうか。もし過不足があれば、スライドを作る際に手を加えれば良さそうだ。(もちろん、プロジェクトマネジメントの基本的な学習のカリキュラムなどはあると思うので、内容は専門書などと照らし合わせて精査する必要はあるが)
プロジェクトマネジメントのクイズは、どんなコンテンツを考えれば良いのかイメージが付かなかったため、ここも追加で質問。
クイズの形式や具体例を提示してくれた。これだけサンプルを上げてくれると、受講者のレベルに合わせてどんなクイズを出せば良いかイメージできてきた(もちろん、この問題と回答も本当に合っているかどうか精査する必要はある)
1回1.5時間~2時間のセッションだと少しボリューミーな内容になり、準備する方も大変だし、参加者の時間を確保する難易度もあがる。そのため、1時間で終わる内容にして欲しいと依頼してみた。
5回分のセッションを10回分に分割してくれた。話す内容もコンパンクトにまとまり、1時間で終わりそうな現実感のあるボリュームになった印象だ。
全体的な構成や各セッション内容は、もう少し精査すれば良さそうなので、具体的な進行方法について質問してみた。
1時間のセッションの構成とそれぞれの時間配分を返してきてくれた。ここまで具体的になってくると進め方のイメージがしやすくなってくる。また、オンラインでやることも加味して、ツール使ってインタラクティブに進めましょうというヒントも付け加えてくれていた。こういう観点は見落としがちなのでありがたい。
それぞれのスライドのテーマと時間配分を提案してくれた。話す時間が示されると「この時間で話しきれる内容にしよう」となり、スライド作成もスムーズに着手できそうだ。
進め方の中で「アクティビティ」とあったので、どんなアクティビティが良いかも聞いてみた。
失敗事例は、実際に体験をした受講者がいるため、「もしプロジェクトマネジメントの知識があったら、あのとき◯◯のようにできたかも」と考える機会になり、良い気づきを与えてくれそうだ。また、ステークホルダーの特定のアクティビティも実際のプロジェクトを事例することで、盛り上がりそうなネタである。
座学だけだとどうしても受け身になりがちで、勉強したことを実務に活かしづらいかもしれない。そのため、主体性をもって学習できるような仕組みがないか聞いてみた。
勉強会の進行の工夫として、実際の事例を利用することやゲストスピーカーを招待することを提案してくれた。さきほどの繰り返しになってしまうが、実際のプロジェクトの事例を利用することは自分ごと化しやすい側面があり、社内の勉強会では効果を発揮してくれそうだ。
セッション内容の妥当性を精査する必要はあるが、専門書などと照らし合わせてみる限り、極端に的外れな内容というわけではなさそうなので、たたき台としては十分だという感触を得た。
ChatGPTはこういった企画を考える際に、力を発揮してくれる良き相棒になってくれそうなので、今後ともうまく仕事の中で活用していくよう、プロンプトの技術を磨いていきたいと思う。
ChatGPTと仲良くなれないという人はまだ多いと聞くが、あまり難しく考えなくても良いのでは?と思う。というのも、ビジネスにおける会話すれば良いからだ。
例えば、今回の私のやり方は、まずは全体の目的や概要、やりたいことを伝え、そこから気になった点やわからない箇所を質問していく流れで詳細を詰めていった。この方法は一般的な打ち合わせの流れとほとんど変わらない。
今はウェブ上にプロンプトの例文や情報がたくさん出ているため、それらを「うまく使いこなさなきゃいけない」と、はじめから難しく考えていないだろうか?要件や命令文を細かに指定しすぎるとハードルを高く感じるし、なかなか腰が上がらない。
個人的には同僚に仕事を依頼する感覚で「これやっといて!」くらいのスタンスで付き合うのが良さそうだという感覚を持っている。