「はなし上手≠提案上手」私が顧客提案を好きになったワケ

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デザイナー 板垣 琴音

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私は顧客への提案ミーティングが結構好きだ。

ベイジでは画面設計や、ビジュアルの提案をデザイナーが行うので、顧客と直接会話する機会は多いが、最初から好きだったわけではない。むしろ緊張して、提案のある日は食べ物ものどを通らず、前日から心臓がバクバクしていた。回数を重ねてしゃべれるようになることで、少しづつ好きになってきたので、提案上手への第一歩として、苦手克服できた要因を振り返ってみようと思う。

提案が苦手、うまく話せないというと、どうしても喋り方の観点で、ゆっくり話そう、間をとるようにしよう、声のトーンをあげようと話し方を改善したり、結論から話す、などわかりやすい説明を意識すると思う。

それらももちろん大切だが、私はそれ以上に「提案する対象の物事に対して自分が納得いくまで考えられたか」が重要だと思う。

顧客ミーティングだと、質問されたらどうしようという怖さもある。考え抜いたアウトプットであれば、あらゆる角度からの質問が来ても、スムーズに仮説を立ててその場でディスカッションを行い、結論を出すことができる。

これは私の経験談だが、自分が深く理解している物事に関しての説明は、自分が思っている以上にわかりやすい言葉を使って、わかりやすい順序で伝えることができる。練習に割いた時間や、カンペの粒度はあまり関係ない。もちろん、練習やカンペは緊張しないために、用意周到に準備することは大切だが、作ったアウトプットに対して、もう一度、これでいいのか?と疑問を持ってみたり、誰かに壁打ちをしてもらい、とにかく考え抜くことが提案上手の第一歩だと最近は思っている。

そして、アウトプットに自信を持てると、「めっちゃ良くないですか?!これ!」というマインドで自分のアウトプットをお披露目できる場という感覚になったのも顧客とのミーティングが好きと言えるようになった要因かもしれない。

話すのが上手だからいい提案ができるとは限らない。

話が上手だともちろん、聞きやすく、わかりやすいというアドバンテージにはなり得るが、内容が伴っていないと意味がない。提案上手になるには話すテクニックを磨くだけではなく、アウトプットに対して考え抜こうという話でした。

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