質問力は「軽率に質問すること」で磨かれる

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デザイナー 高島 藍子

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プロジェクトをスムーズに進めるために、効果的だなと感じていることの一つに「軽率に質問すること」がある。

皆さんもプロジェクトの中で「これは聞かずに自分で判断しなくてはならないことかも…?」と悩んでいる間に、サクッと質問してしまえばあっさり案件が先に進んだ、という経験はないだろうか?

これは社内のメンバーに対してもそうだが、クライアントや、協力会社の担当の方に対しても同じで、相手の迷惑を考えて、悩んでいる間に、聞いてしまった方が、相手への負担も少なく、こちら側の問題も解決するというWin-Winの結果につながることが実は多かったりする。

だが、質問するというのも結構難しいもので、私自身新人の頃からずっと、いつ「それは自分で判断しなきゃダメだよ…」と怒られないか恐々質問していたものである。

しかし経験を積んでいくと、慣れていくもので、「質問って思ったよりも気軽にして大丈夫なんだな」とここ数年は怖がらずに質問できるようになってきた。

もちろん、環境に恵まれているというのもあるだろう。ベイジでは、質問したからといって注意されることは、あまり無い。全く無いと言わないのは、当たり前だが「自分で判断するべき質問」の場合は、自分で考えるべきだという自分で考えるべきという方針があるからだ。

そのため、その判断がつかない間は、質問するのを躊躇ってしまうようなこともあった。だが、そんな私でも、今現在は軽率に質問できるようになっており、その理由は「質問力」を鍛えたことにある。

質問力を鍛えよう

ここ最近は昔ほど「これ聞いても大丈夫かな?」と悩まなくなり、軽率に質問できるようになったと感じている。それに伴い、何事も判断が早くできるようになった気がしているが、これは、いろいろな案件に参加させてもらって、「これは自分で判断するべき質問」のラインがなんとなくだがわかってきたからだと思う。

とはいえ、まだまだ、これはあんまり良い質問ではなかったな…と、自分の質問にひやっとするタイミングもあるので「質問力」に関してももっと鍛えていきたいなと感じている。

「良い質問」はプロジェクトを前に進める良いきっかけになる。だが「良い質問」をできるようになるまでには、「質問力」を鍛えるためのたくさんの練習と経験が必要だろう。だからこそ「軽率に質問すること」はとても大切で、デザイナーとして成長するための、一つの糸口になりそうだと感じている。

今回のミーティングでは質問もうまくいったな!というタイミングと、今回はあまり良くない質問だったな、欲しかった回答ではない形で、回答が返ってきてしまったな、というようなタイミング、いまだにそのどちらも、もちろんある。

そんな、毎度毎度うまくいくわけではないのである。

ただ、やはり失敗を怖がって質問しないよりかは、何かしら質問してみて、キーワードや何かしらの情報を得ようとする行動は無駄にはならないと思うので、今後も私は「軽率に質問する」の大切さを信じて、「質問力」を磨いていきたい。

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