忙しいときこそ「ゆっくりやる」が効く

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プロデューサー 高橋 慶

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最近、複数のタスクが同時に走り余裕がなくなってきたときは、あえて「ゆっくりやる」を意識している。「ゆっくりやる」とは、「時間をかけて考えることで価値が出ること」から取り組むことだ。

なぜ「ゆっくりやる」なのか

目の前のタスクや締切に追いかけまわされると、自然とタスクを片づけること自体が目的化する。この状態が長く続くと視野が狭まり、「とにかく早くやらなくては」という切迫感ばかり募る。結果思考の質が落ち、ひどいと仕事自体が面白くなくなる。

このようなとき、「ゆっくりやる」という真逆の時間を押し込むと、焦りに囚われている自分を客観視する余裕が生まれ、焦りから距離を置ける。すると、時間の流れに対する正常な感覚を取り戻しやすくなり、思考の質も回復し、時間を使って考えるべきことにも集中して取り組めるようになる。「ゆっくりやる」は視野のリセットであると同時に、忙しさにかまけて塩漬けにしていたタスクに腰を据えて取り組むきっかけにもなる。

「ゆっくりやる」はどうやるか

まずはタスクリストの中からじっくり考える必要があることを選び、PCを閉じ、1日以上猶予があるものは全部忘れる。躊躇せず豪快に忘れることがポイントだ。明日以降の締切をすべてうまく忘却の彼方に投げ捨てたら、選んだことについて、紙とペンをでひたすら考えアウトプットする。

文字を書くスピードはタイピングよりもずっと遅いし、疲れるのでしょっちゅう手が止まる。最初はもどかしさを覚えるが、紙とペンで考えて書くスピードに手が馴染んでくると、タイピングしていたときには見落としていた点が見つかることがあり、これが意外と良い発想の種になったりする。気づくと焦りは消え、頭の片隅で「時間を作ってちゃんとやらなきゃ…」と地味にメモリーを圧迫し続けていた塩漬けタスクが良い具合に7割仕上がっていたりする。

狩猟頭と農耕頭を使い分けよう

スケジュールをテトリスしながらひたすらタスクを捌くとき、頭は狩猟モードになる。一方時間をかけて考えアイデアを育てることは、まいた種が育つのを待つ農耕の営みだ。コンサルタントの仕事は、どちらか片方だけでは成り立たないしつまらない。「ゆっくりやる」で頭をうまく使い分け、良い仕事をしていきたい。

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