デザイナーとして働き初めて1年半が経つ。日々仕事をしている中で「自分は成長できているのか…?」と不安に襲われる瞬間がある。
「あの人はもうこんな仕事をしている」「自分はうまくやれていない気がする…」。
SNSやリモートワークにおけるチャット文化で、他の人の行動が見えやすい時代だからこそ、ネガティブな感情に包まれ悪循環に陥ってしまう瞬間が多くあった。
そんなネガティブモードを断ち切るため、最近意識していることがある。
周囲と比べることで、成長するためのエネルギーになる瞬間は確かにある。
ただ、経験年数や年齢の異なる他人と比べても意味がないことが多い。
そうではなくて、自分自身と比べるようにすると成長している実感が得られる。
ベイジに入社してから日報を書くことが習慣になっているので、1年前の日報やスケジュールを見返すことをしている。
「このタスク、当時は難しく感じていたけど、今はスムーズに出来るようになったな」と自信につなげることが出来る。手軽に、自分で完結できる方法なのでおすすめだ。
ただ、デザインを作る上では「クオリティの高いデザインを作る人と自分に、どんな部分で差があるのだろう」と考えることは必要。比べるにもバランスが大事だと思う。
例えば、「今こんな悩みを抱えているんですが、2年目の頃ってどんな感じでした?」と聞いてみる。遠い存在に感じる先輩たちの、親近感が湧くエピソードが聞けるかもしれない。
「そんな時があったのか…。自分も頑張っていれば近づけるかもしれない」と勇気が湧いてくる。
また、当時どうやって乗り切ったのか具体的なコツを聞くのもとても参考になる。
最近相談した先輩方に「まあ何とかなるから大丈夫、できるよ」と立て続けに言ってもらう機会があった。
「言霊」という言葉があるが、口にしたり、心の中で唱えると本当に何とかなる気がしてくるし、実際何とかなるのだ。
起きていない事象を心配するより、まず目の前のことに集中するよう意識を向けることが大事だ。
不安になりやすいのは性格だからしょうがない…と思っていたが
マインドを少し変えるだけで気持ちが以前より楽になった。
同じような境遇の人がいれば、ぜひ試してみてほしい。