『7つの習慣』からの引用と、そこから学んだことをまとめてみました。
例えば、シカゴに行く際、シカゴの道路地図を持っていれば、とても役に立つだろう。しかし、その地図が間違っていたとしたら、どうなるだろうか。シカゴという表題のついている地図が、実は印刷ミスでデトロイトの地図だったらどうなるか。目的地に向かうときのいらだちや効率の悪さを想像することができるだろうか。
地図が間違っていることに気付かず、目的地になかなか到達できない場合、まずは自分の行動を振り返り、改善しようとするだろう。例えばもっと熱心に目的地を探し、二倍の速度で走り回るかもしれない。しかし、そうした努力の結果はといえば、間違った場所に二倍の早さでたどり着くだけである。
あるいは、自分の取ってきた態度を反省し、改善しようと試みるかもしれない。つまり、前向きに考えるということだ。この場合も目的地には結局たどり着けないが、それは一向に気にならない。なぜなら、その場所がどこであっても、積極的でプラス思考になっているので、満足できるからだ。
しかしながら、依然として道に迷っていることに変わりない。根本的な問題は、行動や態度とは関係ない。すべては地図が間違っていることに起因しているのである。
シカゴの正しい地図を持っていれば、熱心に行動することが意味を成してくる。あるいは、途中で何らかの事故にあったときには、とるべき態度が非常に重要なものになるだろう。しかし、何よりも重要な第一の要件は、地図が正確だということである。