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忙しくてもステップアップできる人がやってる3つのこと

同じように真面目に働いているのに、なぜか差が出る。忙しさは同じなのに、自分よりも早く次のステップへ行ってしまう人がいる。あるいは、目の前の仕事を一生懸命やっているのに、同じところにとどまっているだけで成長を実感できない。

こういうことはビジネスの現場で日常的に見られることですが、いざ自分が問題を感じている当事者になると、なかなか解決の糸口を見つけられないものです。

しかしそのまま仕事を続けていても、疲労だけがたまり、モチベーションを失い、しまいには具体的な目標もないのに、仕事を辞めてしまうことまで考えてしまいがちです。そういう時は、仕事における時間の考え方をもう一度整理してみるといいのではないでしょうか。

名著『7つの習慣』では、時間管理のマトリクスというものを使い、人の時間の使い方を、緊急度と重要度の二軸で考えることを提唱しています。

人は、勤務時間の大半を、緊急度の高い仕事(第一領域・第三領域)をこなして過ごしています。第一領域、第三領域から学ぶことは当然あるでしょうが、しかし、自分の将来に影響を与えるアクションの多くは、重要だけど緊急ではない領域(第二領域)に存在しています。

一生懸命働いているのになかなかステップアップできない、成長や状況の改善を実感できないという人は、第一領域や第三領域に忙殺され、第二領域にほとんど時間を割り当てていないのではないでしょうか。

ちなみに『7つの習慣』では、第一領域に忙殺されている人は、疲れ果てて、緊急度も重要度も低い第四領域に逃げ込んでしまう、と書いてあります。これは確かにそうかもしれません。緊急度の高い仕事で神経をすり減らしている人は、自由な時間が生まれたときに、ストレスとプレッシャーが最もかからない領域に逃げ込みがちです。結果、ステップアップできず、現状の忙しいスパイラルから抜け出せなくなるのです。

しかし、実際問題として、緊急度が高い仕事は絶対にこなさなくてはなりませんし、そういう仕事がほとんどだよ、というのが現実的なところでしょう。では、どうすれば、現状を打破してステップアップするための、第二領域の活動を増やすことができるようになるのでしょうか。

それには、以下の3つの方法しかありません。

  1. 第一領域の仕事を早く終わらせる。
  2. 第三領域の仕事を減らす。
  3. 第四領域の活動を極力しない。

1つ目は、要するに業務を効率化することです。GTDなどを学習して実践したり、集中しやすい環境を作ったりして、第一領域の仕事をより早く終わらせるのです。そこで生まれた時間を、第二領域の活動に割り当てるのです。仕事を素早く終わらせる習慣はすぐには身につかないかもしれませんが、継続することで結果が出やすく、自分一人の努力である程度の成果を生み出すことができます。

2つ目は、業務の配分を変えることです。ある程度のチームを任されている人に有効な方法です。他人でもできる仕事は部下や専門スタッフに任せ、自分がもっともパフォーマンスを発揮できる仕事にできるだけフォーカスします。これを実施すると、自分の時間が作られるだけでなく、他のスタッフの教育にもなり、組織がより機能的になります。

3つ目は、仕事に関係ないプライベートな時間を使うことです。趣味が仕事の活力だ、プライベートは確保したい、と拒みたくなる気持ちも分かりますが、趣味や余暇を優先し、スキルアップの時間を作らなければ、いつまでたっても変わりません。スキルアップしてから、趣味をさらに充実させることもできますが、目の前の快楽を優先させていては、そんな日が来ることもないでしょう。入社して日が浅いスタッフなど、立場上、1や2が実践しにくい人は、力を蓄えるまで、これしか選択肢がないことも多いです。

1〜3のどれを実践するかは、立場や状況にもよりますが、少なくとも、どれもやらない人が、望むようなステップアップを手にするには、あとは運に任せるしかありません。ステップアップできる可能性のある仕事がたまたま運よく降ってくるのを、他人任せにして待つのです。しかし、そのような受け身の姿勢の人が、数少ないそういった機会を捉え、有効に活用できるのでしょうか。個人的な経験では、非常に難しいと言わざるを得ません。結局、自分から行動するしかないのです。

仕事が忙しくて勉強ができない、会社がなかなか時間を作らせてくれない、などと愚痴をいっても何も先に進みません。そのような言い訳をすることで、自分自身の努力不足を正当化し、行動をしない悪い習慣がつくだけです。そういう習慣が染み付いている人は、どういう職場に身を置いても、おそらく同じ停滞状態を繰り返すだけでしょう。

今の自分の環境や状況を打破したいのなら、ただ単に目の前の仕事を真面目にこなすだけではダメなのです。時間の使い方をもっと強く意識し、1から3までのいずれかの方法を、できるだけ実行していかなくてはならないのです。

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