相手に伝わりやすいフィードバックに必要な3つのポイント

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デザイナー 高島 藍子

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ここ最近、新人デザイナーさんへフィードバックする機会が増えているのだが、自分自身に対する気づきや学びが多くあるなと感じる。

共同レビューで他のデザイナーさんのデザインに意見を言うことはあったが、1対1でフィードバックするのは初めての経験で、自分のデザインへの矛盾や不足に気がつきやすくなった。

例えば以前に、「ポップアップの表示位置のルールが定まっていない」という指摘をしたのだが、改めて自分のデザインを見ると、そもそもルールが定まっていなかった…というケースがあった。そのときは「指摘しておいて自分ができていないじゃん…」と矛盾に気がつき反省した。

私も以前はそうだったが、知識も経験も少ないと先輩からのフィードバックは『正しいもの』として受け取りがちだ。なので、あやふやな言い方ではなく、わかりやすく具体的なアドバイスをできるように工夫しなければならない。

そのために心がけているのが以下の3点だ。

(1)過去の案件で、先輩デザイナーさんから受けたフィードバックを振り返る
(2)口頭では曖昧な言い方になりやすいので、テキストでもフィードバックを共有する
(3)口頭で伝える場合は画面を共有して、箇所を示しながら伝える

ただ、フィードバックは相手がいるものなので、自己完結の工夫だけではうまくいかない面もある。相手の作業ペースや反応を見ながら、普段から色々と質問したり確認したりして、相手のことを考えながらうまく進めていきたい。

ベイジではDiscordを使った音声コミュニケーションが中心だが、表情がわからないので腑に落ちているのかどうかがわかりにくい。声だけで判断が難しい場合は、お互いにカメラを繋げてみるのも良さそうだと思う。

まだまだフィードバックの経験値が少ないけれど、自分自身を振り返り成長できるキッカケと捉えて、後輩も自分も成長できるフィードバックを心がけたい。

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