新人エンジニアが考える工数把握がもたらすスキルアップとパフォーマンスの向上

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エンジニア 瀬尾 友里恵

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実務歴の浅いエンジニアからすると、自身の工数把握というのは一つの課題である。なぜかというと、まだ経験が少ないため、具体的な作業にどの程度の時間を要するか見極めるのが難しいからだ。また、実際にどの程度の時間がかかったかを正確に把握するのもまた一苦労で、作業に没頭するあまり、時間がいつの間にか過ぎていることに気づくことも少なくない。

ベイジでは、工数管理ツールとしてfreeeを導入している。このツールの導入によって、どの作業にどれだけの時間を割いているのかが瞬時に把握できるようになった。結果として、作業の効率化や自身の改善に繋がる多くの視点を提供してくれる。

工数の意識とスキルアップ

数字として工数を見ることで、自身の作業効率が明確になり、これが多くの利点をもたらしている。例えば、サポートを依頼することが少なくなった。その理由は、サポートを依頼する相手の工数を削ってしまうからだ。
また、プロジェクトにどの部分で余分な時間を使ってしまっているのか見直す機会を得られた。さらに、より効率的な実装方法を探求し、余裕のある時間で新しい作業に取り組む時間を作ることもできた。これらの行動は、自分のスキルアップにもつながっている。

数字と感情のバランス

一方で、工数を数字で把握することによって、自分の行動や感情がその数字に振り回されないように注意する必要があると感じている。数字は目標するうえで分かりやすく、あまり深く考えずに進めることができる。
しかし、それを達成することが全てではない。最終的な目的は顧客の成功であり、それを忘れてはならない。

工数を質の向上へ

限られた時間の中で最大のパフォーマンスを発揮することは仕事を進める上で重要であると考えている。そのため、仕事の質を上げるための指標として、自分の工数とどのように向き合うかを今後も考えていきたい。
具体的には、作業の効率化やスキルアップにつながる改善を図りつつ、数字だけに縛られず、顧客の成功を最終的な目標とすることを忘れずに仕事に取り組んでいきたいと思っている。

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