ベイジでは顧客とのミーティング後に、プロジェクトメンバーからミーティングでの立ち振る舞いなどへのフィードバックをもらう時間がある。
自分では人前で話すことやプレゼンが得意だと感じたことはあまりないのだが、それでも「落ち着いて話せている」「安定感がある」というポジティブなフィードバックをもらうことも多い。
なぜ苦手意識があるにも関わらず落ち着いて話せるのかを考えると、事前にカンペをきちんと準備することによって伝えたいことが整理できているからだと思った。
話し言葉でカンペを作ると下記2点のメリットがあると感じている。
自分がカンペを作るときは、伝えたいことをポイントだけでまとめたり箇条書きにして省略するのではなく、一言一句漏らさず丸読みしても伝わるような話し言葉で書くようにしている。
これは本番で丸読みするために準備しているのではない。丸読みしても伝わるように書こうとすると、ロジックがうまくつながっていない部分で唐突感や話の流れに違和感を感じるため、論理が飛躍している部分に気づきやすくなるというメリットがある。
話し言葉で書くとき、自分で口に出しながら何度も反復して書き上げていくため、カンペを作成する過程がそのまま提案の練習になっているように思う。
実際に提案場面ではカンペを丸読みするわけではないのだが、ある程度同じように話すことができるため、話し言葉で書くことはリハーサルとしての効果もあるのではないかと感じている。(もちろん多少の話す練習もする)
もし提案などが苦手だと感じる人には、ぜひ話し言葉でカンペを作ることをお勧めしたい。