プロジェクトを円滑に進めるために他職種領域まで越境していく

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デザイナー 山崎 勝椰

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ベイジでは情報設計もデザイナーがメイン担当になるため、ディレクターがワイヤーフレームを作成する制作会社と比較すると担当領域が広い。

そのため、デザイナーはビジュアルだけではなく「その顧客の成功のためにはウェブサイトはどのような情報の並びが良いのか」という顧客のビジネス的な側面の理解を踏まえることも求められる。

先日、ベイジ社内で各職能をサッカーで例えるならば、デザイナーは攻撃と守備の両方で貢献が求められるMFの役割があるという話があった。業務に落とし込んで考えると「ビジネス上の戦略を理解した上での情報設計とデザイン」、「実装のしやすさを意識したデザインデータの作成と共有」など前・後工程の両方に入り込むことがデザイナーに求められるため、納得できる話であった。

ただ、自分の職域の前と後ろを意識した動きが求められるのはデザイナーだけではなく、全ての職種に求められる動きだろう。

前・後工程を意識するためのコツとしては「良い意味で他人を信じすぎない」ということだと思う。

ベイジは優秀な社員が多いため「この人が担当しているならもう検討済みなのだろう」「この人なら言わなくてもわかるだろう」と思い込んでしまいがちだ。

しかし、念の為確認してみたり、気になったことはどんどん聞くことで、抜け漏れを発見できることもあり、こうした確認がお互いの職種領域に関わるグレーゾーンをケアすることにもつながる。

自分の仕事はここまでと区切ってしまうのではなく、このプロジェクト(または顧客)に貢献できることは何かを考え、自分についているデザイナーという肩書きはいったん忘れて「やれることをやる」ということを意識していきたい。

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