見慣れない仕事道具が、独自性の高いコンテンツになる

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プロジェクトマネージャー 本山 太志

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サイト制作でコンテンツを作る際、「その企業やブランドの便益や独自性が伝わる、普通ではなく個性が感じられるもの」を作ることが求められる。

では、そうしたコンテンツはどうすれば作ることができるのだろうか。

例えば、競合調査や市場分析を通じて、相対的なポジションを見極め、差別化を図る方法がある。こうしたアプローチはセオリー的だし、順当に考えれば確かにそうだと思う。

一方で、デスクの上だけでブランドの独自性を表現できるまで解像度を高められるかというと、決してそうではない。

デスクワークでは見えない「一次情報」

個人的には、一次情報に触れた回数や時間がかなり重要ではないかと考えている。

ここで言う一次情報とは、ネット上で編集されたコンテンツではなく、その会社に所属している人から聞いた生の情報だ。インタビューやヒアリングも含まれるが、それだけではない。その企業のオフィス、働く環境、そこにいる人々の雰囲気を体験することも、重要な一次情報である。

現場で出会う「素朴な疑問」がコンテンツになる

例えば、クライアントのオフィスや施設を訪問する機会があったとする。そこで見慣れない仕事道具や、独特な作業環境に出会うことがある。

「この道具は何に使うんだろう?」

「なぜこういう配置になっているんだろう?」

そんな素朴な疑問が、コンテンツの種になる。その仕事道具に焦点を当て、それを使う人の働き方や、道具に込められた工夫を掘り下げていけば、その企業ならではの独自性が伝わるコンテンツが生まれるはずだ。

もちろん、発見は仕事道具だけに限らない。社員同士の何気ない会話、オフィスの空気感、壁に貼られた資料の内容。現場にいるからこそ五感で感じ取れる情報すべてが、デスクワークでは得られない独自性の源泉になる。

クライアント訪問のチャンスがあるなら、なるべく現場に足を運び、その人たちの働く環境を覗かせていただくと良い。見慣れない仕事道具との出会いが疑問を生み、その疑問が掘り下げを促し、やがて独自性の高いコンテンツへと育っていく。現場でしか感じられない空気感が、コンテンツに深みを与えてくれる。

もちろん予算の制約やスケジュール調整など、クリアすべき課題はある。それでも、訪問できる機会があれば、ぜひ現場に足を運んでみてほしい。デスクワークだけでは気づけなかった視点が得られるはずだ。

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