見慣れない仕事道具が、独自性の高いコンテンツになる

本山 太志のプロフィール画像
プロジェクトマネージャー 本山 太志

838 view

サイト制作でコンテンツを作る際、「その企業やブランドの便益や独自性が伝わる、普通ではなく個性が感じられるもの」を作ることが求められる。

では、そうしたコンテンツはどうすれば作ることができるのだろうか。

例えば、競合調査や市場分析を通じて、相対的なポジションを見極め、差別化を図る方法がある。こうしたアプローチはセオリー的だし、順当に考えれば確かにそうだと思う。

一方で、デスクの上だけでブランドの独自性を表現できるまで解像度を高められるかというと、決してそうではない。

デスクワークでは見えない「一次情報」

個人的には、一次情報に触れた回数や時間がかなり重要ではないかと考えている。

ここで言う一次情報とは、ネット上で編集されたコンテンツではなく、その会社に所属している人から聞いた生の情報だ。インタビューやヒアリングも含まれるが、それだけではない。その企業のオフィス、働く環境、そこにいる人々の雰囲気を体験することも、重要な一次情報である。

現場で出会う「素朴な疑問」がコンテンツになる

例えば、クライアントのオフィスや施設を訪問する機会があったとする。そこで見慣れない仕事道具や、独特な作業環境に出会うことがある。

「この道具は何に使うんだろう?」

「なぜこういう配置になっているんだろう?」

そんな素朴な疑問が、コンテンツの種になる。その仕事道具に焦点を当て、それを使う人の働き方や、道具に込められた工夫を掘り下げていけば、その企業ならではの独自性が伝わるコンテンツが生まれるはずだ。

もちろん、発見は仕事道具だけに限らない。社員同士の何気ない会話、オフィスの空気感、壁に貼られた資料の内容。現場にいるからこそ五感で感じ取れる情報すべてが、デスクワークでは得られない独自性の源泉になる。

クライアント訪問のチャンスがあるなら、なるべく現場に足を運び、その人たちの働く環境を覗かせていただくと良い。見慣れない仕事道具との出会いが疑問を生み、その疑問が掘り下げを促し、やがて独自性の高いコンテンツへと育っていく。現場でしか感じられない空気感が、コンテンツに深みを与えてくれる。

もちろん予算の制約やスケジュール調整など、クリアすべき課題はある。それでも、訪問できる機会があれば、ぜひ現場に足を運んでみてほしい。デスクワークだけでは気づけなかった視点が得られるはずだ。

関連する日報

    結局、図式化は日本語だと思う

    182 view

    平城 舞子のプロフィール画像
    平城 舞子 プロジェクトマネージャー
    「褒めるのが苦手」なら、感謝を伝えてみる

    440 view

    竹村 恵のプロフィール画像
    竹村 恵 バックオフィス
    オタク気質の人が仕事で伸びやすい理由を考えてみた

    376 view

    五ノ井 一平のプロフィール画像
    五ノ井 一平 コンテンツディレクター
    「自作AIドリル」で執筆力を鍛える

    576 view

    星山かなたのプロフィール画像
    星山かなた コンテンツディレクター
    結局、わからないことは聞くしかない

    754 view

    荒川翔太のプロフィール画像
    荒川翔太 プロデューサー
上に戻る