UIは初見ユーザーの目で見るべし

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プロジェクトマネージャー 平城 舞子

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サイト制作やコンテンツ制作では、情報構造を整理するだけでなく、ユーザーにその情報を効果的に伝えるための導線の設定が重要だと考えている。特に、デザインツールを使用してサイトの全体像を検討する際には、具体的な表示領域や初見のユーザーの視点を考慮することが欠かせない。

設計を確認するとき、ページやサイト全体を把握している私たちが見ると、コンテンツやボタンの配置が自然に思えることが多い。ただ、実際のディスプレイでは初見のユーザーには重要な情報が直ぐには伝わらない配置になってしまっていることもあるのに、サイトの構造や設計を十分に理解しているからこそ情報の位置や導線を問題に思わないことがある。

だが、初見のユーザーは情報を断片的にしか受け取れない。そのため、表示されている情報の存在に気づくことができなければコンテンツの内容を知ることはできないし、それは実質的に存在しないものと同じだ。

ユーザーが自力で情報を探し出すことを求めるのではなく、追加の標識やスクロール用のバナーのような補助手段を提供することは、ユーザー体験の向上につなげるために必要だ。

もちろん、情報構造の整理や正確さは非常に重要である。整理された情報は、初めての訪問者にも分かりやすく、リピーターにはショートカットの役割を果たす。特に、繰り返し利用する業務アプリのようなものでは、情報構造が正しければ効率的に作業を進めることができる。

一方で、例えばECサイトを見ながら、「ページAでは値段を一番上と下に書いているのにページBでは一番下にしか書いてない、情報構造揃えろ!取得しにくいだろ!」と怒ったことある人って、この仕事をしていたってそんなにいないのではないだろうか。

「何回も同じ導線が出てくるじゃん、もういいよ・・・」とサイトそのものから離脱することもないのではと思う。

それよりも、送料や支払い方法に関する情報が明記されていない、見るべきページが見つけにくいなど、ユーザーが直面する不便さが考慮されるべきだ。

ベイジでも、情報を1ページで完結させる方針を推奨している。しかし、全ての情報を1ページに載せるのは難しいのも事実。

だからこそ、情報構造を作成した後も、それに固執するのではなく、ユーザーがストレスなく情報を探せるように、柔軟に変更や改善を行うことも大切だと考えている。

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