ミーティングはゴールから始めよ

早見真由のプロフィール画像
プロジェクトマネージャー 早見真由

151 view

最近、立場も目的もさまざまなミーティングに出る機会が増えてきた。

クライアントとの定例ミーティング、社内のプロジェクトメンバーとの議論、チームをまたいだ横断ミーティングなど、毎週いくつもの場に顔を出す中で、あるパターンに気づいてきた。

「このミーティングはいつも時間内に収まるし、決めるべきことまでちゃんと話せているな」という場には、共通する型がある。

ゴールは、最初にシンプルに示す

共通項はシンプルで、そのミーティングのゴールが【最初】に【シンプルに】示されること、だと思っている。

目的を最初に共有せず、いきなり資料を画面投影して話し始めると、資料がどれだけ丁寧に作り込まれていても、話し手自身も少しずつ迷子になっていく。そして参加者の頭には、じわじわと「このミーティング、何の話をしているんだっけ?」という疑問が浮かぶ。

結論が出ないまま「一旦持ち帰りましょう」で終わる場、資料だけが増えて意思決定が進まない場——そういう展開は、たいていゴールの握りが甘いまま始まっている。特に企画段階やデザインの方針決めの場のように、まだ成果物がはっきり可視化されていないフェーズはゴールがないとあっという間にミーティングが虚無の1時間と化す。

冒頭で議題を示し、「絶対に決めきりたいのはこれ、今日は持ち越せるのはこれ」と最初に握る。

雲行きが怪しくなったら残り5分まで粘らず、早めに「これは別のミーティングを設けましょう」か時間延長の交渉を打つ。ミーティング後、各メンバーが次の目標に向けて動き出せる状態をつくる。

少なくとも進行役としては、そこまで責任を持ちたい。

恥ずかしがらずに進行カンペを用意する

自分が進行役を担うミーティングであれば、最近は初心に戻って、簡単な進行カンペを用意するようにしている。これがとてもいい。

実際にミーティングが始まるとカンペ通りに進むことはあまりないのだが、「最悪カンペがある」という安心感から落ち着いて話せるし、迷ったときに議論のコンパスとして使える。議題の消化率もパッと把握できるのも良い。

結局、ミーティングの良し悪しは、「うまく話せたか」よりも「次に進める状態をつくれたか」で決まるんだと思う。

進行に苦手意識がある人は、最初の議題と今日のゴールを宣言するパートだけでも、カンペを用意しておくといいかもしれない。自分の場合はClaudeなどのAIに今回の議題や心配事、決めきりたいことを壁打ちして進行用カンペをつくってもらっている。慣れれば生成からチェック、手直しまで10分もかからない。ミーティングに苦手意識のある方、お守り代わりに試してみてはいかがでしょうか。

関連する日報

    「完全移行」はなぜ伝わらなかったのか

    154 view

    野村 輝のプロフィール画像
    野村 輝 情報システム
    結局、図式化は日本語だと思う

    219 view

    平城 舞子のプロフィール画像
    平城 舞子 プロジェクトマネージャー
    「褒めるのが苦手」なら、感謝を伝えてみる

    455 view

    竹村 恵のプロフィール画像
    竹村 恵 バックオフィス
    オタク気質の人が仕事で伸びやすい理由を考えてみた

    412 view

    五ノ井 一平のプロフィール画像
    五ノ井 一平 コンテンツディレクター
    「自作AIドリル」で執筆力を鍛える

    600 view

    星山かなたのプロフィール画像
    星山かなた コンテンツディレクター
上に戻る