大きな会社で働くエンジニアは、巨大なシステムのごく一部の機能の開発を任せられることも多い。仲間とともに、一つの大きなシステムを作るという楽しみはあるだろうが、一人でサイト全体に関わることができる今の仕事のほうが、自分には達成感を感じやすい。多くのエンジニアにとっても、全体に関われる規模のシステム開発は、魅力的な仕事なのではないかと思う。
こういう規模のシステムだと、責任は自分ひとりにかかってくる。しかし、そのプレッシャーにつぶされるようでは、エンジニアという職業はやっていけないだろう。うちの会社でもエンジニアを募集しているが、バイタリティー溢れる、タフな方が応募してきてくれればと思う。
話は変わるが、先週末、友人のエンジニアと話したのだが、最近はプログラマでも、サーバ側の開発を希望しない人が多く、プログラムを書きたい人は、JSやアプリに流れているらしい。
サーバ側の開発と比べ、よりリスクの少ない開発に流れるのもわかる。しかしサーバ側は、Webをやる以上避けることはできない領域である。多くの人がやりたがらない仕事であるなら、むしろそのことにやりがいを感じる一面もある。そして、それをやり続ける限りは、どんな状況でも、プライドと自信を持って継続していきたいと思う。