「分からない」「知らない」を伝える勇気

真鍋 知優のプロフィール画像
ライター 真鍋 知優

1,702 view

ベイジにライターとして新卒入社して早1年。仕事にはだいぶ慣れてきたとは言え、まだまだ毎日のように大量の「分からない」「知らない」にぶつかる。

ツールの使い方、仕事のスケジュールの引き方、他職種との連携の取り方などなど、あげだしたらキリがない。

こんなとき、多くの人は自力でどうにかしようと悩んだり、緊急性の低いことなら「もういいか」と諦めてしまうのではないだろうか。私も1人で考え込んでしまう性格なので、その気持ちはよくわかる。

しかし、「分からない」「知らない」ことが出てきたら、恐れずにすぐ質問する。これがストレスなく仕事を進めるカギになるのでは、と最近よく感じる。

「分からない」「知らない」はダメなこと?

「分からない」「知らない」を伝えることって、どうしてこんなにも億劫なのだろうか?それは大前提として「分からない」「知らない」ことが悪いこと・恥ずかしいことだと思っているからではないだろうか。

たとえば社内で仕事の進め方がわからないとき、あるいは顧客ミーティングで相手の言っていることが理解できなかったときには、「こんな初歩的なことを聞いたら迷惑かも…」「業務理解できてないと思われて信頼を失うかも…」と思ったりする。

確かにその疑問は、本来なら理解しておくべきことなのかもしれない。しかし、自分には到底手に負えないレベルの高い課題だった、という場合もある。だからこそ、「分からない」ことが一概に悪いこととは言えないのだ。

それよりもリスキーなのは「分かったフリ」「知っているフリ」だと思う。分かったフリで課題解決を先延ばしにしていると、結果的に認識に大きなズレが生じ、まったく成果につながらない成果物が出来てしまった、という事態になりかねない。

だからこそ、早い段階で素直に「分からない」ことを表明して、課題を解消した方がよい。現在の自分のレベルを把握することにもつながるので、一石二鳥なのではと思う。

「分かりません」のハードルを下げる魔法の言葉

「そうは言っても言いだしづらい…」そんなときには、質問する前に以下のような言葉を付け足すと、心理的ハードルが下がるかもしれない。

  • 初歩的なことで申し訳ないのですが
  • 認識合わせのために念のためお伺いしたいのですが
  • 似たような質問で恐縮ですが

これらの枕詞を付けるだけで、一方的に不明点を聞くよりも、丁寧さ謙虚さが感じられる。

人に「分からない」「知らない」を聞くことはとても勇気のいることだ。だからこそ、枕詞のようなテクニックを使いながら、時には勇気を振り絞って「分からない」を伝える。そうして不明点を解消していくことが、成長の1番の近道なのだと思う。

関連する日報

    日本各地からお届け!ベイジ社員の夏休み2024

    1,670 view

    古口 真凜のプロフィール画像
    古口 真凜 バックオフィス
    "ググれ、カス"を真に受けないで

    1,769 view

    新屋敷 章寛のプロフィール画像
    新屋敷 章寛 デザイナー
    グループ取材を円滑に進める7つの心得

    670 view

    鈴木はる奈のプロフィール画像
    鈴木はる奈 ライター
    デザインを複数案作る時の心得

    7,578 view

    岡本 早樹のプロフィール画像
    岡本 早樹 デザイナー
    モチベーションの低迷を打破する輪読会のすすめ

    2,965 view

    板垣 琴音のプロフィール画像
    板垣 琴音 デザイナー
上に戻る