相手に伝わりやすいフィードバックに必要な3つのポイント

高島 藍子のプロフィール画像
デザイナー 高島 藍子

652 view

ここ最近、新人デザイナーさんへフィードバックする機会が増えているのだが、自分自身に対する気づきや学びが多くあるなと感じる。

共同レビューで他のデザイナーさんのデザインに意見を言うことはあったが、1対1でフィードバックするのは初めての経験で、自分のデザインへの矛盾や不足に気がつきやすくなった。

例えば以前に、「ポップアップの表示位置のルールが定まっていない」という指摘をしたのだが、改めて自分のデザインを見ると、そもそもルールが定まっていなかった…というケースがあった。そのときは「指摘しておいて自分ができていないじゃん…」と矛盾に気がつき反省した。

私も以前はそうだったが、知識も経験も少ないと先輩からのフィードバックは『正しいもの』として受け取りがちだ。なので、あやふやな言い方ではなく、わかりやすく具体的なアドバイスをできるように工夫しなければならない。

そのために心がけているのが以下の3点だ。

(1)過去の案件で、先輩デザイナーさんから受けたフィードバックを振り返る
(2)口頭では曖昧な言い方になりやすいので、テキストでもフィードバックを共有する
(3)口頭で伝える場合は画面を共有して、箇所を示しながら伝える

ただ、フィードバックは相手がいるものなので、自己完結の工夫だけではうまくいかない面もある。相手の作業ペースや反応を見ながら、普段から色々と質問したり確認したりして、相手のことを考えながらうまく進めていきたい。

ベイジではDiscordを使った音声コミュニケーションが中心だが、表情がわからないので腑に落ちているのかどうかがわかりにくい。声だけで判断が難しい場合は、お互いにカメラを繋げてみるのも良さそうだと思う。

まだまだフィードバックの経験値が少ないけれど、自分自身を振り返り成長できるキッカケと捉えて、後輩も自分も成長できるフィードバックを心がけたい。

関連する日報

    「わかりやすい」ミーティングの3原則

    5,045 view

    本山 太志のプロフィール画像
    本山 太志 コンサルタント
    「この案件は特殊だった」は言い訳でしかない

    2,305 view

    野上 恵里のプロフィール画像
    野上 恵里 コンサルタント
    「答えにくい質問」をやめるコツ

    4,425 view

    川名子 紗依のプロフィール画像
    川名子 紗依 デザイナー
    名前が変われば会議が変わる

    5,808 view

    西岡 紀子のプロフィール画像
    西岡 紀子 ライター
    通知のマネジメントも自己責任の時代

    7,654 view

    枌谷 力のプロフィール画像
    枌谷 力 代表取締役
上に戻る