経験が浅いデザイナーが仕事に自信を持つために教わった2つのこと

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デザイナー 塚元 舞賀

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昨年末の話になるが、今年1年の振り返り面談を行った。入社して3ヶ月ほどが経った中で、良かった点や自分の課題に対してフィードバックをいただいた。自分の中で一番の課題として「仕事に対して自信がない」というものがある。これに対して2つのアドバイスをいただいた。

業務に直結するトレーニングを積み、仕事での成功体験を得ること

今までのわたしは自信がないのはアウトプットの量、すなわち努力が足りないからだと思っていた。「これだけやったから大丈夫だ」という努力に対しての量的な証明が欲しかったのだと思う。しかし、この考え方は方向性が少しずれていて、「業務に直結するか否か」に対する点が足りていなかったと思う。

実業務と方向性の異なる努力を重ねても、仕事では思ったような結果が残せず、いつまでたっても仕事での成功体験を得ることができない。成功体験を得ることができないが故にいつまでも自信が身につかず、次第にアウトプットすることすらも怖くなってしまうという負のループに陥ってしまう。このループに陥らないためにも業務に直結する努力を重ね、上司やチームメイトから評価を受ける。そうすることで自分の中で成功体験が積み上がっていき、次第に仕事に対して自信が持てるようになってくるというアドバイスだった。

業務に直結するトレーニングをわたしを例にとって紹介したいと思う。主な担当領域はBtoB向けのコーポレートサイトなので、以下のような点に気をつけてトレーニングを積むと良いと教わった。

模写をする場合
担当予定の案件とデザインの方向性が近いものを上司に教えてもらって模写に取り組む。
直近だと以下のようなサイトをおすすめされた。

ブログ記事を書く場合
現在必要な情報について集めまとめてみるなど業務に直結する内容を選ぶ。例えば、オーソドックスなレイアウトパターンのサイトを収集しまとめ記事を書くと、自分自身のデザインのインプットが増えるうえにレイアウトに迷ったときの参考ページが出来上がってよい。

長い目で物事を見ること

これは面談に同席していたベテランデザイナー(以下、Bさん)が体験談をとおして教えてくださった。Bさん自身、当時憧れていた人たちを最近は見かけなかったり、逆にBさんにアドバイスを求めてくることもあるそうだ。

彼らとBさんの何が違ったのかというと「やり続けたこと」
5年後、10年後に今憧れている人たちが活躍し続けているとは限らないし、気がついたら追い抜いていることもある。Bさんの話を聞いてそう感じた。

今現在は思うようにできなくて悔しかったり、周りの人の活躍を見て落ち込むこともある。しかし、周りと比べてばかりではなく、5年後、10年後を見据え、焦らずに今すべきことを着実にこなしていったほうがよいのだとあらためて感じた。

最後に

面談で上記のようなアドバイスを受けて「あとは自分が行動するだけ」という状態まで課題がクリアになった。まずは仕事で成功体験を得るために粛々と課題に取り組みたいと思う。

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