最近、仕事と関係のない本を読むのが楽しくなってきた

大人の教養に目覚めたのか、仕事に直接関係のない本をよく読むようになった。最近読んだのは、哲学や世界史がテーマの本やジェンダー関連の本など。

そのような本を学生時代には、まったく読んでいなかった。視野が狭かったのだろう、物事を断片的にしか捉えられず、「それを学んで何になるのか?」くらいにしか思えなかった。

しかし、大人になった今は色々なことを知るのが面白い。物事の関連性を見出したり、これまで点だった情報が線になる瞬間が生まれたりと、「知る」という行為を楽しめるようになってきたからだと思う。

さらにいうとデザイナーになってからのほうが、知的好奇心が強くなったと感じる。

ユーザーの目線に立って物事を理解しようとすると、おのずと自分の興味の対象外だった事柄に目を向ける必要がでてくる。その姿勢が自然と身について、プライベートにおける読書でも、色々なジャンルに興味が出てきているのだろう。

せっかくなので最近読んだ本のなかから、単純に面白かったもの、頭を殴られたような衝撃を受けたものを紹介する。もし気になったらぜひ読んでほしい。

▼面白かった本
『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』
Kindleの読み放題で見つけて、表紙のデザインが面白そうだったので読んでみた本。

歴史的な人物の「成功」ではなく「失敗」にフォーカスして書かれた本で、1ページ目から「成功にしがみつく」となかなか辛辣な内容。絵が多めなのとタッチがラフなのでサクサク読める。

失敗から得られる学びがページの最後にまとまってるので、「失敗してもいいんだ」と勇気がもらえる。小学生でも楽しんで読めそう。

『「24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史 Kindle版』
世界史の入門書の入門書という体裁で、宗教のことや大陸ごとの歴史をサラッと学ぶことができて面白い。国民性と宗教は深く関わり合っているのだな、というのが本を読んでの学び。

▼衝撃系
『ケーキの切れない非行少年たち』
これは結構有名になっていた本。「認知のゆがみ」がキーワードの本で、児童精神科医の著者が実際に出会った少年院にいる子どもたちの話。

殺人や強盗、性犯罪など凶悪犯罪を起こして少年院に入っている子どもは、そもそも反省する以前の段階の子もいる。自分の犯した罪を認識し、内省する力がないそうだ。

彼らは軽度の知的障害があったり、境界知能といって明らかに知的障害とはいえないが、状況によっては理解や支援が必要なレベルのハンディがある子が少なくないそうだ。

彼らは認知力が弱く、ケーキを「等分に」切り分けることができない人も少なからずいる(見えてるものが歪んでいることもあるらしい)。そういった認知力の弱い子どもたちの傾向や支援方法が書かれている本だ。

これまでの生活でそのような子どもに出会ったことはないが、知っておくべき衝撃的な内容だった。終始「まじか…」と思いながら気づいたら、読み終わっていた本。

『「小児性愛」という病』
最近、ジェンダー関連の本を読んでいて行き当たった本。『ケーキの切れない非行少年たち』と同様に、こちらも「認知のゆがみ」が重要な要素となっている本。

先述の少年犯罪を起こす子どもたちと同様、小児性愛も認知のゆがみからくる行動だそう。これを読めば、小児性愛者の傾向やどう考えているのかをうかがい知ることができる。

ただ正直、内容的に救いがなく、しんどいことが多く書かれているので、読む場合は覚悟をもって読んだほうがよい…。小さい子どもの自衛には役立つかもしれない。

さいごに

本は「今は役に立たないから…」と避けていると一生読まないままになってしまう。なので、ふと気になったタイミングや出会いを大切にして、様々な本を読んで、知識に広がりのある大人になりたいと思う(もうだいぶ大人だけど)。