新人デザイナーこそ、スピードよりもクオリティにこだわるべき

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プロデューサー 塚元 舞賀

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わたしは今、新人デザイナー2人のメンターを担当している。2人とも実務未経験での入社なので、毎日細かく作業内容や進捗、アウトプットのクオリティ(質)をチェックしている。そんな中、毎日のように2人に対して口酸っぱく言っていることがある。

それは「スピードよりクオリティにこだわろう」というものだ。

クオリティとはたとえば、表現の幅や配色、要素のサイズ感のバランスといったビジュアルはもちろん、要素の端と端がキチンと揃っているか、次の作業者にとって使いやすいデザインデータになっているかなどのことだ。新人こそ、このように一見、些末なことと思えるような部分に目を光らせ、こだわるべきだ。

なぜそう考えるのかといえば、スピードを意識するあまり、雑な仕事のやり方を覚えてしまうと、そこから丁寧な仕事の仕方に戻すのはなかなか難しいからだ。

もちろん仕事には必ず締め切りがある。しかし、だからといって「早くやらなきゃ…」「迷惑はかからないようにしなきゃ…」と焦ってスピード重視で進めても、結果として中途半端(=雑)なクオリティになるだけだ。実際、わたしもかつてはそうだった。

デザイナーとして4年働いてわかったが、作業スピードは知識量や経験値に比例してある程度は速くなる。だから経験の浅い新人が作業が遅いのは、心配しなくていい。まずは丁寧な仕事を癖づけるべきだ。

だから、わたしはことあるごとに「スピードより質だよ!」「丁寧にやろう!」と言いまくっている。もしスケジュールが厳しくなったときは、わたしや上司がなんとかするから大丈夫(たぶん…)。

恐らくこの話はデザイナーだけでなく、他のクリエイター職にも当てはまることだと思う。

駆け出しのころは今大切にすべきことは何かの判断が難しい。だからこそ、その新人時代を経験したわたしが、自分がわかり、考え方を押し付けない範囲で助力できればと思う。

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