その文章は本当に読まれているのか?

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ライター 白鳥 菜都

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記事作りに関する書籍などを読むと「リード文は読者を引き込むための大事な入口です。だから力を入れて書きましょう」というようなことが書かれているときがある。たしかに、ウェブ記事でも書籍でも、リード文や「はじめに」の章が強烈に面白いことはたまにある。そういうものに出合うとぐんぐんと文章に引き込まれ、続きを読みたくなる。

しかし、そういった文章に出合うことは稀である。多くの場合、私は1行目の途中くらいでリード文を飛ばして本文を読み始める。意外とこういう人は多いのではないだろうか? ウェブ記事なら初めから目次の位置までスクロールして読むという人もいるだろう。

ライターや編集者という仕事をしていると、文章を読むことに慣れてしまう。だから、人は文章を読んでくれるという前提になりがちだ。しかし、実際にはそうでもないかもしれない。そもそもリード文は必要なのか? リード文を冗長に書いても読者にとってはノイズにしかならないのでは? と考えることも時には必要だと思う。

見出しについても似たようなことを考える時がある。「見出しは読者の目にとまる部分なので、キャッチーに作りましょう」といったフィードバックを貰ったことのあるライターは多いだろう。

実際、大きく表示されたり、太いフォントになったりするので視覚的に目立つ。しかし、私は本文と違う見た目ゆえに、なんだか読み飛ばしてしまうことがある。また、見出しを読まずとも本文を読めば内容はわかるので、あえて見出しを読もうとしないのかもしれない。

そう思うと、凝った見出しを考えなくても良いパターンもあるのでは。例えば「抱えていた課題」「課題の解決方法」などシンプルな見出しでも、その章において書かれていることはざっくりわかる。

もちろん、リード文も見出しも記事によって最適解は変わる。だからいつもばっさりと無駄をそぎ落とすのが良しとは限らない。しかし、誰もが文章を読みなれているという前提に立つのではなく、読者が一番読みやすいであろう形を模索することを忘れずにいたい。

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