ずるい日報の使い方

白鳥 菜都のプロフィール画像
ライター 白鳥 菜都

1,102 view

私は、日報や日記など、後から自分のことを振り返って書くのが苦手だ。

なぜかというと、まず第一に記憶力があまりよくない。ただやったことの羅列であれば、カレンダーなり、作業したドキュメントを見ればわかる。でも、自分が何を考えたのか、何を学んだのかという点は、後から思い出すのが難しい。

第二に、自分のことや自分の考えを書くのが苦手だ。ライターなのに?と言われそうだが…。お客様の商品やサービスの魅力、インタビュイーの話をわかりやすくまとめるのとはまた違って、自分1人で自分の頭の中にある経験を言語化するのはなかなかに大変なことだなと感じる。

こんな私が、どうにか日報を提出するために使う手口のひとつが、1日の最初に日報を書いてしまうことである。

今日の自分のタスクを元に、就業時を妄想して、1日のまとめや学びを書いてしまう。そうすると、今日1日が終わった時点で自分がどんな動きをしていると良さそうか、計画書のようなものができる。あとはその日報を提出しても嘘にならないように、業務を進めるだけだ。

ある結果を信じて動くことで、その結果が実現しやすくなるという「予言の自己成就」という現象がある。「自己成就的予言」とか「自己達成的予言」という言葉が使われることもあるようだ。

成就というほど大きなものではないのだが、日報も同じように使えるかもしれない。私の場合は面倒くさがりなので、「日報書き直したくないから、書いた予言は実行せねば…」と思い、タスクを進める機動力にもなる。

とはいえ、毎日この方法を使っているわけではない。突発的な仕事が入ったり、より大きな学びを得る日もあるので、そういった時には改めて日報を書いている。

「振り返り」という目的からはずれてしまうのかもしれないが、日報を書くのに困った時は「予言」として使ってしまうのはおすすめだ。

関連する日報

    新卒で求人広告ライターになってよかった

    393 view

    林崎 優吾のプロフィール画像
    林崎 優吾 ライター
    その「すみません」、ちょっと待った!

    569 view

    吉池千尋のプロフィール画像
    吉池千尋 ライター
    営業活動を支える、生成AIの活用シーン8選

    1,697 view

    仲野翔也のプロフィール画像
    仲野翔也 営業
    「弱みより強みが大事」の危うさ~パワプロ編~

    542 view

    五ノ井 一平のプロフィール画像
    五ノ井 一平 ライター
    ChatGPTを「インタビュアー」として活用する

    1,247 view

    新屋敷 章寛のプロフィール画像
    新屋敷 章寛 デザイナー
上に戻る