ブログ記事のテーマ選定で得られた学び

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デザイナー 塚元 舞賀

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ベイジの今年の目標のひとつとして「無理せず学習する組織」というものを掲げている。
日常業務の中で自然と学習ができる環境や組織を作っていこうという目標だが、その取り組みのひとつとして、今年からスタッフブログを始めることになった。

先日、自分の執筆テーマを選定し、上司からそのテーマについてのヒアリングとフィードバックをいただいた。
当初想定していた執筆テーマとしてわたしは以の下2テーマを選定していた。

  • 情報粒度に応じたナビゲーションまとめ
  • 図版作成時のポイントまとめ

しかし、ヒアリングとフィードバックを受け、どちらも今のわたしにとってはあまりいいテーマではないということになり、別のテーマを出すことになった。

なぜいいテーマではないのかというと、理由は2つある。

1.執筆にあたり経験値が足りない

例えば、「図版作成時のポイントまとめ」は上司をはじめ、いろいろな人がこのテーマでブログを書いている。
こういったポイントまとめ系の記事はこれまで蓄積されてきた経験を明文化することで価値が生まれる。なんとなくやってきたけど言語化するとこんな感じなのか!といったようなイメージ。

しかし、わたしはまだ蓄積している経験や知識があまりないため、情報を集めてきて集約するのに時間がかかる割には、あまり身になる内容にはならないのではないかというご意見をいただいた。

わたしの経験値でこのテーマで執筆をする場合、「初心者デザイナーでも上手な図を描けるようになる5つのコツ」のように少し切り口を変える必要がある。

2.自分が書きたくても他の人に需要がないと意味がない

今回のスタッフブログは「バズる」記事を書くという目標がある。
バズる記事選定のポイントとしては、

  • 類似テーマで点在している情報がまとまっているもの
  • 時代のニーズをとらえているもの
  • 詳しく明文化されていないもの

というものがあるが、わたしの書きたい記事は上記どれにも当てはまっていなかったと感じた。
わたしが仮に書きたいと思っていても、すでに出尽くしていたり、目新しい情報がないと読まれない。当初のテーマはこのバズる要素がひとつもなく、マーケティング視点が足りていなかったなあと感じた。

テーマ選定で気づいたこと

また、今回のテーマ選定で「今自分に必要な情報や知識を正しく理解できていないのでは?」といった気づきもあった。最初に執筆テーマを選定しようというときに「今自分が書きたいもの」を主軸に考えていく方法を取ったが、全く思いつかなかった。

思いつかなかったというよりは「ビジュアルの作り込みを強化したいのでそれに関わること」や「いままで読んだ本の読んだまとめ」といったフワッとしたレベルのアイディアしか浮かばず、では実際にタイトルを考えて、見出しレベルを決めて…といった具体案まで出なかった。
これは自分の持っている課題であったり、蓄積してきた知見が言語化レベルまで至っていない証拠ではないかと感じた。

上司との協議の結果、最近のUIの傾向を分析するというテーマが現段階でのわたしの課題感の中のテーマとしては良いのでは?という話でまとまったので、1本目はこのテーマで執筆していこうと思う。まずはどんな種類のUIをピックアップするかを考えていきたい。

また、普段から自分の持っている課題感や学びたいことを言葉に起こし、ネタとしてストックしておく習慣もつけていきたい。

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