先日、オウンドメディアのデザインを制作した。そのイメージは「堅実な印象」だったので、デザインでどう表現するか?を考えた。
わたしは、デザインを作る際に言葉の持つイメージに引っ張られてしまう。今回の「堅実な印象」とはまさとそれで、不要な固定観念を加速させてしまった。そのせいか、初校のデザインはどこか平坦で肩身が狭い印象だった。
これまでもレイアウトがワンパターンで、もっと工夫ができないか?との指摘がしばしばあった。思い返すと、これまでの制作物をエレメントとして無意識に使っており、創意工夫を凝らして新しいものを作る意識に欠けていた。状況にもよるが、一度立ち止まり、最適なものは何かを模索するのが良いだろう。
配色を考えるのは想像の何倍も難しい。そのコツはまだまだ手探りの状態だ。今回も定義が曖昧だったり、補色を必ず使用するなどの制約をかけてしまい、結果悩む要素が多かった。配色は印象を左右するものなので、今後は効率的に行えるよう、配色を考える際には以下を念頭に置くようにしたい。
加えて、先ほど「配色は印象を左右するもの」と書いたが、とらえ方は人それぞれ。なので提案の際には、回りくどい説明や、こちらのイメージを断定・押し付ける言い方は避けるようにしたい。
私見だが、オウンドメディアといえばコレ!としがらみがあった。例えば、白い立体パネルにテキストが乗り、それらが規則的に並んだイメージ。しかし他のサイトデザインを見ると、トレンドが意識されているのも多くあった。その中で印象に残った点を洗い出しみようと思う。
など、すべてを取り入れるわけではないとしても、活かせる点に気づくことができた。こういったデザインの参考になるサイトを、ひとつの指標としながら制作をしてみると良いかと思う。これだけでなく、ベイジで受け持つ案件と近いサイトには、どのような工夫がされているか?などを分析・言語して「デザインの幅」を増やすよう努めたい。
ベースデザインをはじめて、約半年と日は浅い。しかし、デザイナーとして一定のクオリティを担保しなくてはならない。「初めてだからよくわからない」ではなく、まずは調べて言語化したら理解が深まると考える。そのような日々の積み重ねを、デザイン制作に繋げるようにしたい。